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※『フューチャーソース・コンサルティング (Futuresource Consulting Ltd)

Vol.1052016年01月5日

スマートフォンの普及と利用によって、2015年に世界の写真人口が40億人を突破

Futuresourceの最新レポートによると、この10年間で世界の写真人口は8倍に増加して40億人を超え、1年間に撮影される写真の枚数もまた6倍の1.2兆枚におよぶという。日常的に写真を撮る人々が増え、撮影される写真の量が増加していく上で、スマートフォンが果たした役割は大きい。

その一方で、写真撮影という作業の内容も様変わりしている。ワイヤレス転送や自撮り、フィルター加工アプリ、スナップチャット、ジオタグ、4〜5インチのタッチスクリーン上での編集、リアルタイム顔認識、これらはすべて2015年に注目が集まる機能になっているが、この5年以内には存在していなかったものだ。

Futuresourceのアンケートによると、スマートフォンユーザーの79%は日常的にスマートフォンで写真を撮るという。通話やメッセージのやり取り以外でもっとも多いスマートフォンの利用法が写真撮影だ。この割合は年齢層が下がるにつれて大きくなり(18〜24歳の88%が日常的にスマートフォンで写真を撮る)、もはやスマートフォンが初めて体験するカメラであるということが珍しいことではなくなっている。

ますます多くの消費者にとって、スマートフォンが初めて持つカメラになりつつある。と同時に、新しい写真家が生まれることは、デジタルカメラへと「ステップアップ」するユーザーが増えるということでもある。

Futuresource Consultingの市場アナリスト、Arun Gill氏は次のように語った。「大きく高性能なセンサー・光学系部品、そしてマニュアル操作ができるという点で、デジタルカメラが多機能カメラ機器に比べて重要な技術的優位性を持っているのは明らかです。しかし、わかりやすいユーザーインターフェース、接続性、モバイルアプリといった面で、スマートフォンはこれからの基準を築きつつあります。これがスマートフォンとデジタルカメラのユーザビリティーの差となって表れているのです。」