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Vol.482013年9月25日

50%の人々が写真を共有する為にノートパソコンを利用、1/3の人々はプリントされた写真を共有

2013年9月英国ロンドン発―市場調査会社Futuresource Consultingが新たに行った消費者調査の結果によると、英国、ドイツ、ロシア、米国における消費者の50%は家族や友人と写真をシェアするのにノートパソコンを使用していることが明らかとなった。

この夏に実施されたFuturesource Photo Sharing Updateでは、4か国で18歳以上の消費者2000人を対象に調査を行った。調査項目は以下の通り。

•消費者がよく使用している方法、機器
•特に使用しているウェブページやアプリ
•消費者が画像取込機器を使用する頻度
•デジタルカメラの種類、機能別にみた消費者の将来の購買意向

調査結果によると、消費者は家族や友人と写真をシェアするのに複数画面やメディアの種類に影響を受けている。回答者の半分がノートパソコンを使用しているほか、42%が携帯電話、38%がカメラを使用している。2012年調査と比較すると、回答者は写真をシェアするのに携帯電話の画面のほか、Instagram、Facebook、Twitterのような携帯アプリをより多く使うようになっている。2012年時からは減少したものの、印刷された写真も人気のあるシェア方法で、これにはプリント(回答者の32%)と写真アルバムが含まれる。

デジタル写真のシェア、様々なメディアや機器を使うことに関しては、ロシアとドイツの消費者は米国や英国の回答者よりもより積極的である。

FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワーキングウェブサイトやモバイルアプリはネット上の写真をやり取りする場として支配的であり、これにFlickrやDropboxなどのオンラインクラウドサービス、SnapfishやShutterflyなどのオンラインプリントサービスが続いている。

その他今回の調査結果は、写真使用のレベルは画像取得機器によって大きく異なることを示している。全体では、写真を撮るのにサンプルの71%が固定レンズカメラを使用しており、67%のスマートフォンをわずかに上回っている。

多くの消費者がスマートフォンより固定レンズカメラを所有しているものの、スマートフォン所有者は、1日、1週間で見て写真を撮る頻度が多い。約60%の回答者が1週間に少なくとも1回スマートフォンで写真を撮っているという。固定レンズカメラ所有者の34%しかそのカメラで写真を撮っていないが、誕生日や休日など特別なイベントで多く使っているという。

カメラとしてのスマートフォンの利用を促している主な要因の1つは、いろいろな機能が使えて「いつでも接続されている」携帯機器を持ち運べる利便性であろう。また、Facebookなどのソーシャル上の写真に対する高い関心もある。これがすぐに写真を共有する需要につながっている。

しかしながら将来については、調査回答者のわずか2%しか、次のデジタルカメラで求める最重要機能として3G/4G接続及び内蔵されたモバイルアプリを見ていない。

調査の回答によると、メーカーが力を入れなくてはならない主要分野は、電池寿命の延長に対するニーズであり、これに僅差で解像度の改善、画素数の増加が続いている。

本リリースへのお問い合わせは、英国Futuresource Consulting社の日本での提携先である株式会社TAK・アナリティクス・リサーチ(担当:木村)までお問い合わせください。連絡先は次の通りです。
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