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※『フューチャーソース・コンサルティング (Futuresource Consulting Ltd)

Vol.1692018年9月30日

K-12(初等・中等教育市場)において PC OEM メーカーおよび主要OSプロバイダーは引き続き拡大の見込み

Futuresource ConsultingによればK-12(初等・中等教育分野)におけるモバイルPC*の販売額は、2018年上半期も引き続き拡大を続けています。年間の出荷台数は、第二四半期に650万台に達しました。これは、昨年同時期の550万台から4.6%拡大しています。今年の下半期の見通しも明るく、大規模なプロジェクト向けの出荷がいくつか見込まれ、上半期と同様の傾向で拡大が続くと予想されています。

教育分野における継続的な拡大は、企業や小売市場におけるPCやタブレットの販売が停滞し始めたのと同時に発生しています。教育業界が、PC OEMメーカーや主要OSプロバイダーに拡大の機会をもたらしたことで、業界における競争が激しさを増しています。

この競争の状況は、Apple、Google、Microsoftの3つの主要オペレーティング システム プロバイダーの戦略を評価すれば明らかになります。教育機関での購買における重要な時期を占める2018年の上半期に、Futuresourceの調査データ レビューで、いくつか興味深い傾向が取り上げられています。

K-12教育市場におけるコンピューティング ソリューションに対する需要は、2018年から2019年にかけて拡大すると予測されています。先進国で引き続き安定した拡大の機会が見込まれる一方、新興地域での大規模プロジェクトは、往々にして遅れたり、中止されたりする場合があります。Futuresource Consultingマーケット アナリストのMariia Konovalova氏は、「ベネズエラとアルゼンチンでのプロジェクトは、2018年第二四半期に大きく停滞しました。ベネズエラのプロジェクトは、国内の厳しい社会経済状態のため、2018年後半も危険な状態が続きます」とコメントしています。「一方、EMEA地域は、スウェーデン、ベネルクス諸国、英国を始めとした主要市場において力強い成果が予想されています」

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