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富士通株式会社

植物工場

植物工場

審査員コメント

富士通株式会社

農業と医療は、これからの10年の間に根本的に変わるであろう。増加する世界の人口に食を与えるために、農家は、より多くの食料を生産し、より高い収穫を達成するよう迫られるであろう。同様に、医療供給者は、病気になった後で患者の面倒をみることから、予防医療に変化する必要があろう。
クラウドサービスAkisaiを活用して低カリウム野菜を栽培するという富士通の独創力は、我々が将来みるであろう実験の多くの一例である。 日本だけで約1300万人の人々が慢性腎臓病を患っており、カリウムの摂取を制限しなければならない。富士通は、レタスにカリウムを吸収させない栽培方法を秋田県立大学、会津富士加工より特許ならびに技術供与を受け、カリウム含有率を減らし、腎臓病患者が安全に食べられる野菜をICTを活用して栽培する。Akisaiは、意図される成果が確実に達成されるようにするために、二酸化炭素濃度、湿度及び照度などの環境要素を正確にモニターすることによりこのプロセスに非常に重要な役割を果たす。
富士通は2014年1月から低カリウム野菜を生産するために、テスト栽培を始めている。以前、半導体のクリーンルームの役目をしていた会津若松にある2,000平方メートルの建物でレタスを栽培する。
このシステムは、患者を助ける以外に、農家に新世代の栽培技術に関する知識を提供するであろう。土壌消耗、肥料流出及び森林と農地の間のトレードオフは、まさに、現代の農業が抱える問題のいくつかである。会津若松は、農業がいかにしてより多くの活動を屋内に移し始めることができるかを実証するであろう。この独創力は、クラウドに基づくモニタリング及び屋内栽培施設が収穫を増やし、それにより収益性と収入を増やす助けになることができるということを証明するかもしれない。
最後に、我々は、富士通の創造的なリサイクリングを称賛する。多くの半導体メーカーは、現在、高度な半導体を製造するのに適した生産施設を空のままもっている。クリーンルームはクリーンであるので、図らずも食物栽培に理想的な環境でもある。
出展者情報
富士通株式会社
ブース小間番号4F10

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