スマートフォン、タブレットの普及・市場拡大に支えられ、「自動車」「医療/ヘルスケア」「エネルギー」等多くのアプリケーションに無線通信が使われており、無線通信機能が社会インフラになりつつある。 Car Infotainment、健康状態のモニタリング、エネルギーの効率的な配信など、新たな アプリケーションに対し、電子部品メーカーがどのように関わり、イノベーションに貢献出来るのかを提案する。
パワーエレクトロニクス機器に使用されているコンデンサ製品群、EV(電気自動車)用の車載充電器、業界最小サイズのEV用急速充電器などについて述べる。 当社は、非常時に電力を供給できるシステムとして「太陽光発電に蓄電池を併設した分散電源システム」を自治体・公共機関などに導入して来た。 さらに、EV車のリチウムイオン電池を利用して家庭用電力を供給する世界初のV2H(Vehicle to Home)製品や家庭用蓄電システムも環境・エネルギーに配慮した最新のエコ関連機器システムとして紹介する。
2011年9月に開催されたIEC TC62(Electrical equipment in medical practice)の総会において、TC62のscopeが変更され対象とする機器を「electrical equipment used in medical practice」から「electrical equipment, electrical systems and software used in healthcare」に変更することが決議され、その後承認された。医療分野を健康分野まで拡張するとともに医療機器ソフトウェアを強く意識した拡張となっている。さらに最近では医療機器とITC(Information and Communication Technology)との融合も今後の課題でとなっている。講演では関連する議論を消化するとともに、今後の課題を議論する。
IT/デジタル化によって、メディカル・ヘルスケア・介護の分野は大きく変わっていく。 MORE THAN MOORE の新しい半導体技術でセンシングの世界が拡がり、マイクロエナジーハーベスト技術の発展と一体になって、バッテリーレス・ワイヤレス・センサーネットワークが、人やインフラストラクチャーのヘルスケアを引っ張っていく。