CEATEC JAPAN 2014

シーテックジャパン 2014 10.7(火)- 10.11(土)幕張メッセ

Awardアワード

米国メディアパネル・イノベーションアワード
Grand-Prix、各部門賞決定!

Grand-Prix

オムロン株式会社

卓球ロボット

卓球ロボット

審査員コメント

オムロン株式会社

ロボットはテクノロジー産業の想像力を捕らえて離さない。グーグルは無人運転の車を、そしてアマゾンは無人飛行機を開発中である。ロボット工学は2016年までに200億ドル規模の産業に成長すると予測されている。
自動化や工業用機械の分野で長きに渡るリーダーであるオムロン(株)は、ロボット工学の次世代の中核技術を開発中だ。現在産業用ロボットは一般的に、決まった、繰り返しの作業をこなすように作られている。オムロンの卓球ロボットは思考実験のひとつであり、つまり変化のある環境下でいろいろな作業をするロボットが開発可能なのかということだ。状況に臨機応変に対応するロボットは、機能固定のロボット6体ないし7体分の作業を行うことができるというのである。
しかしそのようなロボット開発は、リアルタイム処理能力、検知機能、そして機構における進歩が要求されるということでもある。
卓球ロボットを作るにあたり、オムロンは多くの異なる分野の技術を活用しており、それは現在も進行中だが、同社は非常に良いスタートを切ったということは明らかだ。
さらにオムロンは、その成果を披露するのにかなり賢いやり方を思い付いたのであり、それは今回のショーにおいて最も注目を集める展示の一つとなった。産業技術は、携帯電話や他の派手な製品によって影が薄くなりがちだが、オムロンは人々の足を止め、耳を傾けさせる方法を見つけた。あるいは、人々が数年先まで存分に経験できそうもない技術進歩について考えはじめさせるぐらいのことをやってのけたのかもしれない。
マイケル・カネオス氏
出展者情報
オムロン株式会社
ブース小間番号3L116

Software 分野

審査員コメント

オムロン株式会社

ここCEATEC JAPANへ来るのは4度目になるが、この展示会で卓球ができるとは夢にも思っていなく―ましてや対戦相手はロボットだなんて!2日前、オムロンの卓球ロボットを体験する素晴らしいチャンスがあった。はじめはその大きさに少々ビビりながらもプレーをはじめたところ、本当にふつうの人がするような動きや球を返してくるロボットで、すぐに人とプレーをしているような感じがした。最終的にはロボットに負けてしまった自分だったが、その経験の方が素晴らしくまったく悪い気がしなかった。

これは、球の軌道と速さを即座に予測し、相手である人にやさしく球を戻すため、ソフトによって人間の動きを分析する能力と、球を追尾するオムロンの高度なソフトウェア技術なくしては実現しない。そのような膨大な演算能力と素早い力学があれば、ファクトリーオートメーションのような現場におけるロボットの潜在力を推測することが可能になる。それは、与えられた作業を素早く・正確にこなすということだけにとどまらず、生産ラインでの異常やムラなどを瞬時に捉え解決するということにつながる。
リチャード・レイ氏
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