CEATEC AWARD 2016は、本年の開催テーマである『つながる社会、共創する未来』に基づいて4つの部門を設置。CPS/IoT市場の本格始動、市場創造に貢献することを目的に、各4部門のグランプリ、準グランプリと、審査員特別賞について、CEATEC AWARD 2016審査委員会による厳正な審査(1次・2次審査)を経て決定しました。
慶應義塾大学(ハプティクス研究センター/野崎研究室)
【世界初】高性能ハプティック義手の開発 ~力触覚移植技術による身体感覚補完~従来の義手(ロボットハンド)は力加減を調節することができず対象物を破壊する危険がある。本製品は応募者らが世界で初めて実現に成功した鮮明な力触覚技術を援用し開発した「高性能ハプティック義手」である。力触覚移植技術によって、欠損部位の身体感覚を健全な部位に代替させることで、人間の把持機能を人工的に再構築することが可能であり、福祉介護、医療、産業、家庭、農業など、手間ひま作業の自動化が革新的に進展する。
「手応え」が分かる義手として、力センサーが不要なため、軽量化やコストダウンが期待できる。技術としての独自性は大きい。身体感覚に新しい概念をもたらしたことを評価。介護・医療をはじめさまざまな産業への応用が期待される。