電子情報通信学会ではCEATEC JAPAN 2016のコンファレンスの部において、これからの社会を変革する技術にフォーカスした特別シンポジウムを開催致します。
20世紀に大きな発展を遂げた交通・運輸技術は、今まさに大きな変革期を迎えようとしています。次世代自動車は高度化した自律センサーと高精度地図、これらを用いて高度な判断を行う情報処理システム、車車間で情報を共有するための通信等によってハイテク武装することで自動走行の実現を目指しております。
また、ドローンに代表される小型飛翔体は社会の様々な側面において新たな可能性を生み出すことが期待されており、これにも自律飛行のための様々なセンサーや無線制御技術が用いられております。
さらにこれらの動力源は化石燃料から電気・水素などへの転換、あるいはワイヤレス給電の採用へと多様化の方向に進んでいます。
本シンポジウムでは今後の社会に大きな影響を与えるこれら次世代交通・運輸システムの実現を可能にするいくつかの基盤技術についての課題と今後の方向性について議論致します。