CEATEC AWARD 2016 アワードグリーンイノベーション部門賞 決定

CEATEC AWARD 2016は、本年の開催テーマである『つながる社会、共創する未来』に基づいて4つの部門を設置。CPS/IoT市場の本格始動、市場創造に貢献することを目的に、各4部門のグランプリ、準グランプリと、審査員特別賞について、CEATEC AWARD 2016審査委員会による厳正な審査(1次・2次審査)を経て決定しました。

グランプリ

ローム株式会社 ラピスセミコンダクタ株式会社

農産物の生産性向上、防災対策に貢献。地中のリアルタイム測定が可能な「土壌環境センサ」

製品概要

ロームグループのラピスセミコンダクタは、酸性度(pH値)、水分量、温度の土壌環境を測定できる世界初のセンサチップと、920MHz帯の無線通信モジュール、太陽電池を備えた土壌環境センサを開発した。本センサは地中に直接埋め込むことで、計測した土壌環境データを無線通信によりリアルタイムモニタリングすることができるため、IoT化による農産物の生産性向上と防災対策などの社会インフラ監視に貢献する。

選評

土壌環境に必要なPH、EC(電気伝導度)、温度センサをワンチップ化。さらに無線デバイスと一体化することで広範囲のデータのリアルタイム収集を可能にしている点でIoTの応用例として有効性が期待される。現在の種々の土壌環境問題解決のための要素のひとつ。独自のセンサー技術と無線技術を融合。IT・エレクトロニクス製品を農業に用いようというねらいを評価。環境問題に対しても利用価値が大。農業の事業化に寄与すると見られる。グリーンイノベーションにふさわしい技術。

エリア
CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
ホール
6
小間番号
6C156

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準グランプリ

パナソニック株式会社

超低消費電力 IoT対応水素検知センサ

製品概要

IoT社会に対応した超低消費電力タイプのワイヤレス水素センサー。ワイヤレス及びバッテリー駆動での水素センシングにより、あらゆる箇所の水素漏れを検知、安心・安全な水素社会を実現する。

選評

従来比1万分の1という省電力性は画期的。種々の水素の利用環境において超低消費電力の水素センサーの開発は、安全の向上のために重要な要素であり、種々用途への展開が期待される。低消費電力で自然に優しい技術として評価した。

エリア
社会(公共インフラ・建設・モビリティ、行政、農業、エネルギー、製造分野、産業保安関連)
ホール
1
小間番号
1S24

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TDK株式会社

TMRセンサ

製品概要

近年、車載電装機器や産業機器、民生機器において、センサ市場が急拡大する中、弊社ではHDD ヘッドで培った磁性技術を応用してTMR(トンネル磁気抵抗効果)を原理とする新しいタイプの磁気センサであるTMR センサを開発し量産した。既に多数採用実績があり、業界注目の製品。

用途
*車載用の角度センサ
*産業機器用リニアスケール
*流量計

特長
*高い角度精度
*温度ドリフトが小さい
*高出力による低消費電力やコスト削減に貢献

選評

安価で小型の磁気センサの開発技術的として突出しており、自動車のパワステ用角度センサなど、今後の幅広い応用展開の可能性が期待される。小型・軽量で安定した動作をするセンサの提供は、車体を軽量化しながら電子機器の冗長性を実現し、より安全かつエネルギー効率を実現することが可能となると期待される。

エリア
CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
ホール
5
小間番号
5C113

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アワード

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