CEATECが開催されて20周年、今年も出展者数787社/団体、登録来場者数144,491人と業界関係者だけはなく、次世代を担う学生やの外国人来場者の姿もあり、幅広い交流の場となった。
京セラのAI Camera Interactive Demoを体験された、千葉県在住の女性に伺った。
CEATEC来てみていかがですか?
― 初めて来たんですが、規模が大きくてびっくりしました。大手の企業さんは素人でも楽しめるように工夫がされていて良いですね。専門的な知識がなくても分かりやすいです。自動運転の技術や家電と連携したシステムなど家庭で使えそうな物を製品化したり、これからの生活環境も大きく変わるのではないかと思います。
どんなブースが気になりましたか?
― プログラミングを体験できるブースが良かったです。子供がまだ小学生なので、遊びながら学べるものがあるのはいいなあと思います。
CEATEC Student Lounge(学生交流ラウンジ)も好評
今回初めて、CEATEC Student Lounge(学生交流ラウンジ)が登場。理系だけでなく、文系の学生にも興味を持ってほしいという事で用意されたこの場所を訪れていた学生さんに話を聞いてみた。
思っていたイメージと違いましたか・・・?
― 僕は文系なのですが、友達が理系の大学なので、付いてきました。本当はコアな層に向けて発信したい企業が多いと思いますが、実用できる物がたくさんあり、分かりやすく解説してあったので、「表現」するという意味でとても勉強になりました。僕自身取り組んでいることは、プレゼンをする機会が中々ないので、こういった大きな展示会で学生や小さな企業がステージでアピールする機会が設けられていることはとてもいいことだと思います。ベンチャー企業というと、IT系ソフト面で起業するイメージが強かったのですが、こんなに技術開発をしている企業があるとは意外な感じを受けました。若い人だけでなく、結構シニア層のベンチャー企業があったので、年齢は関係ないんだなと感じました。こういった方々を見ていると、自分も何かしなきゃ勿体無いという気分になります。
どんどん変化する「人」の生活
埼玉で町工場を経営している50代の男性に聞いた。
ご覧になっていかがでしたか?
― 基盤になっているのは、地道な研究開発。その苦労は計り知れないと思うけど、みんな夢を持っているんだよね・・・。私は、ほぼ出来上がっている機械(製造機)を使って発注された部品を製造しているから、自身で開発するまで中々回らないんです。でも、こうしてみると企業と企業の製品を組み合わせたら新たな発想も生まれるね。いくつか話を聞いてきたので、うまくマッチングできそうです。
それに、Iotの技術の進歩もめまぐるしい。スマートシティやスマート5.0を掲げるだけあって、人の生活には切っても切れない存在になりつつある。豊かさの上にある利便性が目立ってくるようになるね。我々もついていかなくちゃ。
皆さんそれぞれ、年代や生活環境に近い部分から感想を頂いた。
可能性はまだまだ大きく、来年になるとまた一味違うCEATECを楽しんで頂けるはず。来年もご来場、お待ちしています。