CEATEC AWARD 2019
部門賞 デバイス&テクノロジー部門

グランプリ

日本ガイシ株式会社 (小間番号 G004)

チップ型セラミックス⼆次電池 EnerCera®シリーズ

日本ガイシ株式会社 (小間番号 G004)  チップ型セラミックス⼆次電池 EnerCera®シリーズ
製品・案件概要
EnerCera®(エナセラ)は、IoTデバイス⽤電源として最適な、オンボードタイプの超⼩型リチウムイオン⼆次電池です。電極に当社独⾃の結晶配向セラミックス板を使⽤しているのが特徴で、これにより⼩型・薄型でありながら⾼容量かつ低抵抗で、ICやセンサ駆動、無線通信に必要な数10mAの⼤電流が流せるとともに、回路基板の⼤量⽣産に不可⽋である、リフローはんだ実装が可能という特性を実現しました。
選評
IoT社会実現の鍵である超⼩型無線モジュールの本格普及の課題であった電源に対し、完全メンテナンスフリーという理想的なソリューションを提供。さらにエナジーハーベスティングと組合せることで、従来活⽤できていなかった⾝の回りのエネルギーを、環境負荷を与えることなく最⼤限活⽤できる点を高く評価。⼆次電池なので繰り返し利⽤でき、期待寿命も10年と⻑いので廃棄物削減にも貢献する。自社独⾃のセラミックス技術を応⽤することで、現在市場にあるリチウムイオン⼆次電池とは異なる、新しいカテゴリーの蓄電デバイス製品として今後の市場開拓が期待できる。
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エリア:デバイス&テクノロジー 小間番号 G004

準グランプリ

第一精工株式会社 (小間番号 H005)
共同応募会社:凸版印刷株式会社

匂いセンサ 「nose@MEMS」

第一精工株式会社 (小間番号 H005)共同応募会社:凸版印刷株式会社  匂いセンサ 「nose@MEMS」
製品・案件概要
対象物を問わない⼿のひらサイズの匂いセンサ。チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の電圧薄膜に異なる感応膜を塗布した20種類の検知素⼦を1枚のセンサチップ上に搭載。電圧をかけて共振している感応膜に匂い分⼦を付着させ、共振周波数の変化から数値データを取得、パタンを照合することで匂いを識別。PZTの電圧薄膜を⽤いたMEMSの活⽤で⼩型・低コスト化を実現。検知素⼦の数を増やすことでより多くの匂いを識別可能。
選評
取得したデータを凸版印刷が提供する匂い識別AIアプリケーションに投⼊することで、簡単に匂いを識別できる。「匂いが分かる」ことにより、⾷品の腐敗や成熟等の「品質管理」、呼気測定による「健康管理」、ホテルや中古⾞といった「空間の匂い検知や基準づくり」、⼯場での「臭気モニタリング」など新たな市場が期待される。⼯場をはじめ⼈体に影響を及ぼす可能性のある環境で臭気モニタリングを実施することで、「労働環境改善」につなげることもできるなど、匂いセンサの小型化により、いままでに実現できなかった多様な潜在ニーズを掘り起こした点を高く評価した。
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エリア:デバイス&テクノロジー 小間番号 H005

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エリア:Society 5.0 TOWN 小間番号 E066