ロシアのKONTINENT-TAU社は、磁気を用いたグローブ型の機器操作システム「TAU TRACKER」をデモンストレーションした。
手指の動きを、死角なく高精度に検知
ロシア沿海州のハバロフスクから参加した、FAシステム開発を行うKONTINENT-TAU社は、グローブ型の機器操作システム「TAU TRACKER」のデモを行った。特徴は磁気を用いたモーションセンスシステムであることだ。可視光や赤外線を用いたモーションセンシングでは、手が交差する際などどうしても死角ができ、データの欠落が生じる。同社では磁力線を発するプレートの上空で手を動かし、指先や手の甲に仕込んだ磁気センサの情報から、手指の動きを把握するシステムを開発。空中で動かした手指の位置の誤差は1mm以下、角度は1/10ラジアン以下を実現しているという。このセンシング情報をもとに、VRシステムなどと組み合わせロボットの制御を行うことで、危険地域や汚染を嫌う空間などでの、精度の高い遠隔操作を実現する。
同社のChief Business Development OfficerであるLiudmlia Kotova氏(左)と、CEOのViktor Kotov氏。夫婦でCEATEC 2019に参加。
出展者情報
会社名
LLC Kontinent-Tau
エリア
デバイス&テクノロジー
小間番号
F140
URL