デモ機、映像、モックなど楽しい仕掛けが多彩に散りばめられたTDKブース。
見る・聞く・遊ぶなどの体験を通じてTDK製品に触れることができる展示が来場者の人気を集めている。
車内デザインの世界を広げる新技術が目白押し!
「Make It Attractive」をテーマに、同社が得意とする7つのマーケットの幸せな未来を表現しているTDKブース。今回は自動車分野にまつわる『Attractive Mobility』のコーナーを取材した。
『Attractive Mobility』コーナーの中心に登場したのはシャープなデザインのモック。
そのコックピット部分には、自動車の車内デザインを変える様々な技術が詰まっている。
特に大きな注目を集めていたのは”見えない”スピーカー『Piezo Listen™』。圧電素子の振動の原理が利用されており、薄板状の圧電素子を使って音を出す仕組みだ。
驚くのは『Piezo Listen™』の本体のあまりの薄さ。世界最薄クラスの約0.45mmを実現している。
展示では実際に極薄の本体が、アクリル板を震わせて奏でる豊かな音を聞くことができる。
この『Piezo Listen™』が自動車に搭載される場合、ダッシュボードやピラーなど車内至るところで振動させ音を出すことが可能になり、従来のスピーカーの穴も不要となるという。
カーライフの変化とともに
その他『Attractive Mobility』のコックピットには同じくTDKのピエゾアクチュエータ技術を使ったタッチパネルも紹介されている。超薄型圧電素子である『Piezo Hapt™アクチュエータ』は、フラットディスプレイに操作感を付与する事が可能だ。実際にタッチパネルを触ってみると、つまみをカチカチ回すような感覚や、パチッとスイッチを入れるような感覚などが多彩な振動パターンにより、リアルに小気味よく再現されていることに驚く。
その他、スマートフォンの位置がズレても高効率で充電可能な『車載用ワイヤレス充電パターンコイル』や『超音波指紋センサ Ultra Print™』など、様々な最新技術を体感して楽しめる『Attractive Mobility』は、新たな時代のカーライフを予感させる展示となっている。