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ソシオネクスト、半導体設計のノウハウから生まれたシステム製品を展示

カテゴリー : デバイス&テクノロジー

株式会社ソシオネクストはCEATEC 2019で、映像・カメラ関連のソリューション、新開発の「電波式測距センサー」、AI関連のソリューション展示を行っている。

デジカメの縁の下の、さらにその舞台裏

たとえばデジタルカメラのCCDは、その1画素をとってみると、あくまで光の強弱を見分けるセンサーにすぎない。撮像チップの平面上に多数配置された「画素ごとの光の強弱」という膨大なデータを、一瞬のうちに「画像ファイル」に変換するには、縁の下の力仕事が必要になってくる。そういった仕事を担っていたのが、画像処理エンジンと呼ばれるLSIだ。デジカメの中核を担うLSIだけに、カメラメーカー各社はそのチップに独自のブランドを付与し、LSIの世代交代にデジカメの進化を重ね、性能のアピールを続けてきた。
ソシオネクストが担ってきた仕事のひとつが、そうした縁の下の力持ちであるLSI開発を支える、大規模な回路設計・デザインという舞台裏の仕事、だった。

「当社は画像処理エンジンに限らず、ある機能に特化したLSI設計(カスタムLSI)の設計資産を多数有しています。いわば“バラエティに富んだお惣菜のレシピを持っている”といってもいいでしょう。それらを組み合わせた“幕の内弁当”に相当するのが、複数の機能を一つのチップに盛り込んだSoC(システム・オン・チップ)であり、さまざまな注文に応じてこれを作り分けるビジネスが、当社の大きな柱となっています」(経営企画室広報担当 泉潔氏)

注文を受けて作る “お惣菜”や“幕の内弁当”の延長線上に、自社開発LSIを利用しリアルタイムで4K・8K映像のエンコードを行う「8K ストリーミングエンコーダ “e8“」や、デコードを行う「8K メディアプレーヤ “s8”」がある。ブースではNTT東日本のフレッツ回線とIIJのCDNを使って、新横浜駅前の同社本社からの8Kのライブ映像伝送や、クラウド上にある8K映像再生のデモンストレーションを行っている。さらにCMOS半導体の設計技術を生かして作った「24GHz電波式測距センサー」、すなわちミリ波レーダーモジュールも動態展示。屋内の移動体をレーダーだけで位置推定する、というプロを驚かせる展示を行っている。

出展者情報

会社名
株式会社ソシオネクスト

エリア
デバイス&テクノロジー

小間番号
H001

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