株式会社村田製作所は、CEATEC 2019において従来のリチウムイオン電池と同じ電圧で業界最高水準※１の電池容量を実現した全固体電池を展示する。今回展示する全固体電池は、一般的な電池で使用する電解液の代わりに、酸化物セラミックス系電解質を使用したことで、「燃えない」「熱に強い」特性を有している。

公表されている従来型の全固体電池と比較して大幅な高容量化（2～25mAh）を実現し、過酷な環境下でも高いパフォーマンスを発揮する本製品は、これまで実現が難しかったウェアラブル機器の更なる小型化や信頼性の向上に貢献する。大きさは、縦5mm～10mm×横5mm～10mm×高さ2mm～6mm。特に高い安全性が要求され、長時間の利用が前提とされるワイヤレスイヤホンなどのヒアラブル機器※２や広がりをみせるIoT社会の多様なニーズに対応していく。

この業界最高レベルの容量をもつ全固体電池を同社のCEATECブースで展示する。ブースでは、大容量をアピールするデモを実施する予定である。

*1 2019年6月現在。株式会社村田製作所調べ。
*2 ヒアラブル機器：ウェアラブル機器の中でもワイヤレスイヤホンなど耳に装着するもの。

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