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慶應義塾大学 ハプティクス研究センター、’サイバーとフィジカルを繋ぐリアルハプティクス’をテーマに出展

カテゴリー : Co-Creation PARK

力触覚を機械・ロボットで再現するリアルハプティクス技術の開発を進める慶應義塾大学ハプティクス研究センターは、CEATEC 2019で’サイバーとフィジカルを繋ぐリアルハプティクス’をテーマに、リアルハプティクスの応用の「具体化・実用化」が進んでいることをさらに印象づける展示・デモを行う。また、企業との共同研究開発による応用事例や“リアルハプティクス”の世界を具体的に紹介する。また隣接するブースでは、同研究センターの技術を実用化するためのソリューション、デバイスの開発、ライセンスなどを行うベンチャー企業のモーションリブ株式会社による、技術やデバイスを応用した新たな事例も紹介される。サイバー世界と現実のフィジカル世界を繋ぐリアルハプティクスの新たなステージをぜひ体験してみてはいかがでしょう。

路面力触覚(路面情報)が鮮烈に甦る、バイクによる体感デモ

ブースでは、硬さや柔らかさ、変形やたわみなどを高精度にそのまま伝える独自の力触覚技術「リアルハプティクス技術」を応用した体感型のデモが行われる。バイクから列車を走らせ、遠隔地からの列車から伝わる線路の傾斜や路面環境情報をワイヤレス伝達された、バイクを通じて、遠く離れた場所にいるかのような感覚を体感できる。まるで、列車を走らせ、バイクで走っているような臨場感が体感できる。タイヤ列車には、小型カメラが仕掛けられ、迫力ある映像も加わり、バイクに乗った来場者に、視覚による迫力とタイヤ列車からの路面体感も加わり、さらに臨場感が増すことになる。

体感デモイメージ

力触覚通信による力触覚の伝達デモ

力触覚の有効性を体感できる、力触覚通信を実装したマスター・スレーブ型ロボットハンドが展示される。スレーブ側のロボットハンドの把持・移動動作をマスター側の操作部で操作することができる。ロボットハンドと操作部とは、力触覚通信を介してつながり、その感触をワイヤレスで伝えることができる。あたかも自分の手と同じ感覚でものを掴めるが、力触覚通信を切ると劇的に作業困難になる状態を試せる場を提供する。

フィジカル世界の“モノ”の柔らかい、硬いといった物性をサイバー世界に取り込みサイバー世界の“行為”をフィジカル世界で再現する。(モーションリブブースにて)

フィジカル世界の物体を柔らかい、硬いといった「物性」までそっくりそのままサイバー世界のオブジェクトとして取り込み、サイバー世界であたかもそこにモノがあるかのように触って、繰り返し作
業を試すことができる。ブースでは、サイバー世界に取り込まれた3Dモデル化した画像を、来場者が「スキャナーグローブ」で「触ったり・つかんだり」などの作業をすることで、あたかもそこにモノがあるかのように触って、その感触までも試せる場が提供される。これらは、サイバー世界で作業をして成功した動作データをフィジカル世界にダウンロードしてロボットが同じ動作を再現することができる。
※モーションリブ:同研究センターの技術を実用化するためのソリューション、デバイスの開発、ライセンスなどを行うベンチャー企業

「リアルマテリアルスキャナー」イメージ

このような応用も含めて、CEATEC 2019で同研究センターは企業との共同研究の成果を紹介する予定。力触覚の伝達が企業の業務や作業にどのような変化を与えるのか、慶應義塾大学ハプティクス研究センターのブースで新しい気付きに出会うことができそうだ。

リアルハプティクスについてのトークショーやセミナーが会期中に開催されます。

・イノベーショントークステージ
【リアルハプティクス技術が拓くイノベーション】
10/15(火) 13:30-14:15
大西公平 ハプティクス研究センター副センター長

・RHセミナー/セミナールームA
【Society5.0 達成に必然のロボットの働き方改革】
10/16(水) 14:00-15:00
永島晃 ハプティクス研究センター副センター長

【リアルハプティクス技術が実現するロボット働き方改革-3つの事例で可能性を示す】
10/17(木) 15:30-16:30
慶應義塾大学,日鉄エンジニアリング(株),シブヤ精機(株),Re-al

【AbcCoreでサイバー世界とフィジカル世界を繋ぐ 】
10/18(金) 14:00-15:00
溝口貴弘 モーションリブ(株)代表取締役CEO

出展者情報

会社名
慶應義塾大学 ハプティクス研究センター

エリア
Co-Creation PARK (スタートアップ&ユニバーシティ)

小間番号
E072-63

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