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株式会社Enhanlabo(エンハンラボ)、「見え方」と「かけ心地」を追求したメガネ型ウェアラブル「b.g.」をCEATECに初出展

カテゴリー : デバイス&テクノロジー

株式会社Enhanlabo(エンハンラボ)は、メガネスーパーが基幹事業となり、ウェアラブル事業を推進する株式会社ビジョナリーホールディングスのグループ会社の一つとして設立された。同社は、「視覚拡張」をキーコンセプトに、メガネスーパーが40年間に渡り培ってきた眼とメガネに関するノウハウと、‟メガネの聖地”福井県鯖江のモノづくりを背景に「見え方」と「かけ心地」を追求したメガネ型ウェアラブル「b.g.」が開発された。同社による、メガネ型ウェアラブル「b.g.」の発売は、異色の業界からの事業参入として注目を集めている。CEATEC初出展となるがCEATEC 2019では、パートナー企業とのソリューションをパッケージ展示し、作業支援システムをはじめ、製造業・医療・福祉・建設の現場効率の向上、円滑なコミュニケーションに対応するシステムとして提案する。同社では、「眼鏡店のノウハウを活かして開発された、誰でも見えやすく掛けやすいウェアラブル端末をぜひご体験ください」としている。

「b.g.」着用イメージ(メガネの上から着用可能)

「視覚拡張」がキーコンセプトのメガネ型ウェアラブル「b.g.」

「b.g.」は、左右に2つのディスプレイを搭載、ノンシースルー型の高解像度ディスプレイを採用している。「見え方のクオリティ」を追求した結果、両眼視を前提とした設計となり、同時に「眼への負担」を考慮し、長時間の作業や着用でも眼が疲れにくい構造を実現した。
また、人それぞれ異なる「瞳」の位置を考慮し、左右のディスプレイ位置は可変にすることで、常に最適な見え方を提供する。またディスプレイ位置は上下に可動する。この機構により「使用シーンに応じてディスプレイ位置を変えたい」というニーズに対応可能になっている。
「b.g.」は、両眼視を前提とした製品設計によりディスプレイ部を顔の中心部に置いた結果、左右の重量バランスを保ち、広い実視野を保持しながら、装着したデバイスがどちらか片方に傾くことがないデザインとなっている。
またフレーム設計にはメガネの聖地である福井県鯖江のメガネづくりの技術を活用、ベータチタン素材を用いて頭部を包み込むようなフォルムにすることでフロント部に集中しがちな重量の負荷分散を図っている。そして、何よりも、55gの軽量化を実現した点も評価が高い。
「b.g.」は、シンプルな構成による入力デバイスの拡張性についても評価が高い。ディスプレイ部分からつながっているHDMIケーブルを通じて外部デバイスと連携することで、遅延ない情報表示が可能。また給電はUSBケーブルを通じモバイル・バッテリーを活用する構成となる。既成のバッテリーと接続可能にすることで用途に応じたバッテリー製品の選定が可能になっている。

これまで、メガネ型ウェアラブルを装着する際、かけているメガネをはずす必要があったが、「b.g.」は、メガネを装用した状態でその上からかけられる「オーバーグラスタイプ」のフレーム設計になっている。メガネをかけた状態でも窮屈になることなく装用可能なサイズで、従来のデバイスには実現しえなかったメガネ着用状態での装用感を実現している。

「b.g.(ビージー)」

短時間ですが、取材中に体験してみました。

短時間ですが、取材中に早速体験させていただきました。驚いたのは、装着した際の重さや不快感はほとんど感じなかったことです。軽く・視野も広く全く違和感がありません。ディスプレイは上下左右に動かせるようになっており、自分の目に合った位置に固定できるので最適なポジションで設定できました。また、実眼視が広く取れているので、スマホに接続された、「b.g.」の画面を見ながら手元のノートにメモすることもできました。

ブースでは、パートナー企業とのソリューションがパッケージ展示される。

ブースでは、パートナー企業とのソリューションをパッケージ展示し、メガネ型ウェアラブル端末の用途として定番になりつつある、製造現場の作業員を視覚的な情報でサポートする作業支援システムをはじめ、製造業・医療・福祉・建設の現場効率の向上、円滑なコミュニケーションに対応するシステムとして具体的に提案する。「b.g.」の画面で作業に必要な情報をリアルタイムに表示しながら、肉眼視の視野も広く取れるデバイスのメリットを活かして手もとの作業も同時にできる、効率の良いワークスタイルが例示される。

『「b.g.(ビージー)」とRaspberryPiとモバイルバッテリーの装着イメージ』

出展者情報

会社名
(株)Enhanlabo

エリア
デバイス&テクノロジー

小間番号
G021

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