CEATEC JAPAN 2014

シーテックジャパン 2014 10.7(火)- 10.11(土)幕張メッセ

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Vol.014

海外ジャーナリストが見た“CEATEC JAPAN”(3)
最新の技術情報とインスピレーションの宝庫。

カテゴリー : トピックス

オリビエ・ルヴァル氏(Olivier Levard)
Journalist, Editor in Chief,
France5(仏国営放送), RTL(ラジオ) 他

未来にリンクする街での出逢いを楽しみに

近著「Nous sommes tous des robots」

日本の工業・産業とデザインの絶大なるファンであり、熱狂的なオブザーバーを自認している私は、これまでCEATEC JAPAN に足繁く通ってきました。毎年、ロボットやパワードスーツ、ウェアラブル機器、新交通手段、スマートシティから高画質・3Dディスプレイまで、次から次へと展開される今までに見たこともない技術に驚かされています。

展示会場では、日本はもとより、世界各国から集まる才気あふれるエンジニアや起業家たちに出逢い、インタビューもさせてもらってきました。この展示会が毎年盛大になって行くのに伴い、多言語に翻訳された資料が用意されていたり、通訳が利用できたりするなど、我々海外からのジャーナリストや来場者のためのやさしい配慮が広がって行くのは喜ばしい限りです。

私が取材したCEATEC JAPANについての番組や記事は、嬉しいことに毎回多くの人に視聴したり、読んだりしていただき、沢山のコメントや質問を頂きます。フランス人が日本の文化や技術に魅せられているのは周知の通りですが、CEATEC JAPANも例外ではありません。

それと忘れてならないのが、まさしく「未来と最新技術にリンクする」街である、東京都市圏で開催される展示会に参加できるということは、ジャーナリストとして至福の時であり、そのこと自体が大きな楽しみでもあるのです。

日本独自のルーツと文化を示す展示会としての進化を

今年、私は健康・医療技術に焦点をあてて取材を重ねていますので、特に先進技術と医療・ヘルスケアーとのつながりに興味があります。また、ロボットとウェアラブル機器のスペシャリストとして、大きな興味を持ってこれらの分野のイノベーションも追っていくつもりです。また、欧州を代表するメディアに携わる者として、常に消費者に向けに開発される技術にフォーカスしていくよう心がけています。この地球上でCEATEC JAPANが開かれることに喜びを覚え、この展示会がこれまで通り日本独特のルーツと文化を持ち続けることで、これからも世界中のどの技術展示会とも違う、独自の個性を持ち続けることを期待しています。

今後ともCEATEC JAPANが、最新情報とインスピレーションの宝庫であり続けることを確信しています。

オリビエ・ルヴァル氏プロフィール

欧州で最大の民間放送グループである「TF1(テ・エフェ・アン)」のテレビ番組とウェブサイトに、技術専門のジャーナリストとして長年に渡り関わってきました。現在、France5(フランス・サンク)で放送中の健康をテーマとした人気テレビ番組、「Le magazine de la santé(マガジン・ド・ラ・サンテ=健康マガジン)」を含むいくつかの番組やインターネットメディア用のためにCEATEC JAPANを取材しています。また、最近、ウェアラブルと未来の人類について「Nous sommes tous des robots(我々はみなロボットである; Éditions Michalon出版)」という本を出版しました。その中で、CEATEC JAPANについて、特に過去何年にも渡ってさまざまなロボット関連製品や技術を出展してきたNEC、ホンダ、サイバーダイン、ソニーといった企業についても、何度も紹介しています。また、「オタク」作家としても、フランスのRTL、Europe 1、BFMといったメジャーなラジオ局や、各新聞紙上でロボットや関連技術について語ってきました。

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