CEATEC JAPAN 2014

シーテックジャパン 2014 10.7(火)- 10.11(土)幕張メッセ

Newsニュース

Vol.004

海外ジャーナリストが見た”CEATEC JAPAN” (2) 何度でも重ねたい最先端技術との出会い。

カテゴリー : トピックス

リチャード・レイ氏 (Richard Lai)
Editor-in-chief, Engadget Chinese
Senior Editor, Engadget
米国メディアパネル・イノベーションアワード審査員

革新的な技術と人に出逢える展示会

リチャード・レイ氏
(右:2013年の表彰式にてモバイル部門受賞者「京セラ株式会社」と共に)

CEATEC JAPANは、国内、海外を問わず、私が訪れる多くのIT・エレクトロニクス関連の展示会の中でも、数年先を見据えて市場の将来を示す指標として最も重要な展示会です。ロボットスーツや自動運転の自動車、小さなレーザープロジェクションなどの完成品から、液晶レンズ、最新の高解像度ディスプレイパネル、さらには自己発電型無線スイッチに関係する部品に至るまで、革新的な技術の数々を、正しく評価できる展示会です。もちろん、こうしたプロジェクトに参加している人々に直接会う機会が得られることほど、素晴らしいことはありません。

CEATEC JAPANに私が期待するもの

取材中のリチャード・レイ氏(右端)

近年、CEATEC JAPANは持続可能な社会作りに向けた大きな一歩として、電気自動車の誘致に大きな努力を重ねてきました。これが今後CEATEC JAPANに、より多くの自動車メーカーが参加することを後押しするのは間違いありません。また、自動運転に関連して、最近日産が行なったふたつのデモ走行が非常に将来性豊かに感じられたので、引き続き自動運転車の進化を注目してみたいと思っています。

近年、他国での展示会と同様、CEATEC JAPANにおいてもウェアラブル機器の展示スペースが大きく広がりつつあります。私は、中でもヘルスケアに関わる機能を搭載したウェアラブル機器をたくさん見てみたいと思っています。展示会で、さらには高齢者が増えて行く国内市場において、こうした機器への要請は高まって行くことでしょう。また、ヘルスケア分野にウェアラブル機器を利用する試みは、海外に向けても優れた研究事例となることでしょう。

私自身、毎年CEATEC JAPANを訪れる度に、ここで見聞きすることに感銘を受ける機会がますます多くなってきています。このことからもCEATEC JAPANが国際的に確固たる評価を得ていることを、全く不思議とは思いません。私は、この先何年間も、この大好きな展示会を訪れることができることを願っています。

リチャード・レイ氏プロフィール

リチャード・レイ氏は、米国のウェブサイト“Engadget”のシニアエディターとして、5年間に渡り家電に関するニュースを取り上げてきましたが、現在は“Engadget Chinese”のエディターインチーフを兼任しています。あらゆる種類、あらゆる分野のガジェット機器に魅せられており、最先端のテクノロジーに触れるためなら、どこにでも躊躇無く飛んで行きます。

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