クラウドインフラサービス（IaaS/PaaS）は、企業が社内の業務用サーバーを資産として「所有」することからサービスとして「利用」する流れを促進し、他企業との共有リソースによるコスト節約はもちろん、拡張性に優れ、2006年頃からこのサービスが盛んに使われるようになった。

プライベートクラウド環境とパブリッククラウド環境を併用するハイブリッド環境を、どのように使ってもらうか。ある特定のクラウドに縛られる事なく、アプリを色々なクラウド間をマイグレーションさせ、データを移行・同期可能にするのが、ネットワンが国内販売を開始した米国CliQr Technologies社が提供する「CliQr Cloud Center」である。
このソフトウェアもしくはSaaSサービスを使うと、コスト、パフォーマンスの観点でどこが最適なクラウドなのかベンチマーク結果を表示するだけでなく、実際にアプリケーションをCliQrのサポートする多数のクラウド環境に柔軟に展開することも可能になる。

ネットワンシステムズのメンバー

東京・大阪・沖縄・さらには海外など、離れた拠点を多く持つ企業にとって、WAN構築は必須だが、専用線の確保や拠点インフラの整備など、手間とコストのかかる悩み多い問題となる。
そんな煩わしいWAN構築を、アプライアンスひとつで始められる仮想WANソリューションを提供するのが米国・カリフォルニア州のスタートアップ「Velocloud」社だ。
高価な専用線に頼ることなく、通常のインターネット回線を使ってエンタープライズクラス品質のWAN接続を可能にする。国内展開はこれから。