Bluetoothは、携帯電話やPHSの高機能化に伴い、ハンズフリー通話や携帯電話類同士や携帯電話類とBluetoothに対応したモバイル機器との間での情報の受け渡しに使われるようになっているが、他にもその利用の幅を拡大し続けている。ブースではBluetoothが実現するウェアラブル、スマートホーム、ビーコン、ヘルス&フィットネス、スピーカーなど、注目の最新製品を体験できる。
出展製品ピックアップ 1
現在国内外において急速に市場が拡大しているビーコンを活用した新しい社会インフラを体感できる(株)アプリックスの「MyBeacon®シリーズ」。
ビーコンとは、Bluetoothを検知するとスマートフォンに自動的に情報を通知することができる技術で、020(オートゥーオー)、位置情報、観光・展示案内などの幅広いサービスの新しいソリューションとして期待されている。
その中の「MyBeacon® Pro 近接域特化型 MB004 A」は、隣接設置などの用途でも近くのBeaconだけ受信することができる近距離専用タイプ。電波受信範囲を最小で約15cm以内、最大でも約2m以内に限定でき、干渉を抑えることができる。
これを用い、美術館・博物館・展示会場や店舗の商品棚など隣接した環境に複数設置した場合でも近い場所の情報だけを受信することが可能。
なお、(株)アプリックスのブースではMyBeacon®と訪日外国人対応アプリ「hubea」を活用すれば、自身のスマホに設定した言語で情報を表示させることができる動体デモを紹介。飲食店の日本語メニューもアプリックスの技術を活用すれば多言語対応ができるようになるだけでなく、オーダーしたい食べ物の写真やアレルギー情報なども追加して表示することが可能。2020年の東京オリンピックを視野に、言葉の壁も一歩取り払われることだろう。
出展製品ピックアップ 2
メンバー企業であるエレコム(株)が参考展示している製品が目を引く。
カプセル型のデザインで、左右独立して設置できる完全ワイヤレスBluetoothステレオスピーカーだ。高音質の小型スピーカーで、最大音量でも現状3時間の使用が可能だという。15平米の室内リビングでも十分にその音質を楽しむことができる。また、充電しながらの使用も可能。
国外では他メーカーが生産を始めているが、来年1月頃国内メーカーとしては日本初の販売を目指している。
また、手のひらサイズのコンパクトBluetoothモノラルスピーカーも注目だ。室内どこにおいても音楽などを楽しむことができる360度モノラルスピーカーで、2個使用の場合それぞれが設置間隔を感知し、ステレオスピーカーになるという。スピーカーらしくないおしゃれなデザインの発売が期待される。こちらも、来年1月の販売に向けて、計画を進めている。
Bluetooth SIG
ブース番号 | 3N06 |
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関連リンク
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