CEATEC JAPAN 2014

シーテックジャパン 2014 10.7(火)- 10.11(土)幕張メッセ

Newsニュース

Vol.072

ローム株式会社 商業施設や医療現場の状況把握に最適な「SynapSensor」のデモンストレーションを実施

カテゴリー : キーテクノロジー ステージ

920MHz無線通信を用いて人々の位置や状況を把握

可視化される様々な情報

株式会社電通国際情報サービスのオープンイノベーション研究所と、ロームグループのラピスセミコンダクタ株式会社は、920MHz無線通信を用いてセンサーネットワークを形成し、Bluetooth® Low Energy(BLE)を介して得られたデータをインターネットと連携するIoT(Internet of Things)インフラ「SynapSensor(シナプセンサー)」を開発した。ローム展示ブースにて、「SynapSensor」対応機能を実装したカシオ計算機株式会社のBluetooth Watch(Bluetooth 機能付き腕時計)の試作機を用いたデモンストレーションを行っている。

安全管理などの活用例を示したディスプレイ

同ブースでは、説明員が装着した最大50個のBluetooth Watchから発信されるビーコンを、SynapSensorユニット(会場内に6個設置)が認識し、920MHzネットワークを経てクラウドにデータを蓄積。展示ディスプレイ上では、説明員のおおよその位置やビーコンの種類、「待機中」「対応中」「要応援」などの状況が、様々な色や大きさの円で可視化され、表示される。

現在、無線LANやBluetoothなどに用いられる電波周波数帯(2.4GHz帯)は、利用者増に伴い干渉が増えている。その一方で、920MHz帯は2012年から日本国内で新たに解禁された周波数のため、2.4GHz帯に比べて伝送速度は劣るものの「通信距離が長い」「障害物を回り込んで電波が届く」「消費電力が少ない」といった特性があり、遠隔地や複数拠点間での安定した大規模なネットワーク構築が可能。

そのため、将来的な「SynapSensor」の活用例として、工場設備・製品の稼働監視や、学校や病院、ホテルといった特定の施設・エリアにおける人々の所在確認・安全管理などのシーンが想定されている。

ローム株式会社
ブース番号 6K177
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ローム株式会社
http://www.rohm.co.jp
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