CEATEC JAPAN 2014

シーテックジャパン 2014 10.7(火)- 10.11(土)幕張メッセ

Newsニュース

Vol.096

シャープが考える車の安全、360度フリービューシステム

カテゴリー : ライフ&ソサエティ ステージ

360度見たいところが見られる

360度フリービューシステム

シャープのブースでは、「カーライフワールド」ゾーンを設けて、安心で快適な車内空間を提供する、さまざまな車載技術を展示している。その中のひとつ、来年にも出荷が決まっているという車載カメラは、車の周り360度を直感的に見ることができる「360度フリービューシステム」。画素数1メガで垂直方向124度、水平方向190度の広角撮影が可能な小型カメラ4台を車の4カ所に取り付け、その映像をつないで車の周囲360度を自由な角度から見られるというもの。

4台のカメラの映像

シャープでは、2006年から車載カメラへの取り組みを始めており、すでにVGAアナログ車載カメラは北米メーカーを中心に供給しているという。それが、デジタルカメラ4台の採用によって、360度のパノラマ俯瞰映像や視点変更映像を提供できるようになっただけでなく、解像度が高くなり、画像処理精度、認識レベルが格段と高まった。目指しているのは、ユーザーが見たいところを直感的に見られるようにすること。例えば、ブースでも展示している3Dモーションセンサーで操作するといったUIについても、より直感的に行えるものを提供したいとしている。

開発に携わった電子デバイス事業本部 NB推進センター副所長兼第五開発部長 斎藤栄氏によると、「センサーとしてカメラを使うのは最適だと考えている。いずれは、映像と音と話す内容によって、人の感情までを読み取りたい。シャープは小さくまとめる技術を高く評価されている。こうしたリソースを使って、カーライフにおける安心・安全・快適までを、センシングの技術で提供していきたい」ということである。

8Kから「ともだち家電」まで

シャープのブースでは、CEATEC AWARD 2014「総務大臣賞」を受賞した「フルスペック8K液晶ディスプレイ
、同じくグリーン・イノベーション部門でグランプリを受賞した「MEMS-IGZOディスプレイ」、独自の人工知能「ココロエンジン」を活用した「ともだち家電」、音声で話しかけてくれる「emopa(エモパー)」搭載のスマートフォンなど、話題の新商品や独自技術など、多彩な展示が見られる。

MEMS-IGZO搭載7型ディスプレイ

コミュニケーションロボット

シャープ株式会社
ブース番号 1L02
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関連リンク
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp
シャープ株式会社 「CEATEC JAPAN 2014」シャープブースのご紹介
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/140919-a.html
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