パイオニアのメインステージは、車に投影されたプロジェクションマッピングからスタート。車とネットワークがつながり、膨大な情報の中から必要なものを判別して提供する、新しいカーライフを華やかにコンパニオンが紹介する。さらにエディングでは、車内が理想的なオーディオ空間にもなる可能性を提示する。
さらに進化したAR HUD(ARヘッドアップディスプレイ)
車載機器としては、AR(拡張現実)情報をフロントガラスの前方に映し出す「AR HUDユニット」の進化型であるRGBレーザー光源を採用した、AR HUDを「New レーザーHUD」として参考展示している。従来のレーザータイプよりも高輝度化を実現し、独自の光学設計により、ドライバーの約5m先の空間に、幅1m超のワイドで鮮明な画像をフロントウィンドウ越しに表示することができる。ドライバーの自然な焦点に近い場所に表示するので、ドライバーは視線を大きく動かすことなく、情報を取得することが可能。さらにAR技術と組み合わせることで、ルート案内や周辺案内、周辺の車両や歩行者に関する通知や警告を行うこともできるので、より安全で安心な運転を実現できるという。ブースでは実際に体験することができる。
10月中に発売予定のApple CarPlay対応ユニット「SPH-DA700」を体験
Apple CarPlay対応ユニット「SPH-DA700」
Apple CarPlayは、Appleが発表したIVI(車載インフォテインメント)システムで、ドライブ中にiPhoneでしたいことを代わりに行い、車載ディスプレイに直接表示する。このApple CarPlay に初めて対応するのが、「SPH-DA700」。iPhoneと接続することで、運転に集中したまま、電話をかけたり、ショートメッセージを送ったり、保存された音楽や写真・動画を再生したり、地図検索などのアプリが利用できる。操作はすべて車載器のタッチパネルと、Siriによる音声認識によって行う。カーナビ機能はないが、CarPlayの地図アプリとガイド機能を利用することでナビゲーションにもなる。
また、同社独自の楽曲解析技術とミックス技術「MIXTRAX」にも対応し、USB接続されたiPhone内の楽曲を自動解析し、ドライバーの好みに合わせて、楽曲を自然につなげる「ノンストップミックス再生」を行うこともできる。
その他、面全体が発光するので目に優しく、環境負荷物質を含まないなどの点で注目されている有機EL照明を応用して株式会社資生堂の協力により開発したメーク用照明、世界中のクラバー、DJ、クラブを双方向につなぐ、クラブカルチャー・エンターテイメントサービス「KUVO(クーヴォ)」、iOS端末/PCからワイヤレスでハイレゾ再生できる「STELLANOVA」などが紹介されている。
パイオニア株式会社
ブース番号 | 3L118 |
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