CEATEC JAPAN 2014

シーテックジャパン 2014 10.7(火)- 10.11(土)幕張メッセ

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Vol.024

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF) 3D映像アプリケーションとコンテンツを中心に展示

カテゴリー : ライフ&ソサエティ ステージ

毎年、さまざまなタイプの臨場感体験でびっくりさせてくれる「超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)」のCEATEC JAPANブース、今年もラインアップは豊富だ。最後に示したブース案内にもあるように11のブースが準備されており、どこを見学すればいいか迷ってしまうほどだ。そこでURCFの刑部正敏さんに今年の見所を伺った。


『タイリングによる等身大裸眼立体ディスプレイ』ではこのような画像が等身大で見られる

「今年の一番の見所は、東京農工大学 高木研究室の『タイリングによる等身大裸眼立体ディスプレイ』です。今、交渉中なんですが某人気キャラクターの等身大裸眼立体画像や、スペースシャトルの画像を投映する予定です。そういった派手な面だけではなく、低コスト、省スペース、簡単に設置や移動ができる手軽さ、その背景にある技術などをチェックしていただきたいと思います」

「合同会社3Dragonsは『3次元立体ディスプレイ「Holo-Table」』を展示します。水平360度のどの方向からも自然な3次元立体像を見ることができます。中京テレビ放送(株)・シャープ(株)・名古屋大学・慶應義塾大学・福井大学は『FirstPersonViewの可能性』を展示し、ここでは4K映像とヘッドマウントディスプレイによる自由視点映像生成「観光コンテンツ」を見ることができます。(株)KDDI研究所は『4K対応MV-HEVCリアルタイム伝送システム』のデモを行います。以前に展示された自由視点映像の4K対応の発展したバージョンです」

「筑波大学/視覚メディア研究室の『高精細裸眼立体ディスプレイ』では、フルハイビジョンの裸眼立体ディスプレイを展示します。また、法政大学 実世界指向メディア研究室は『HMD向け実写映像コンテンツ』で、CGではなく実写映像を使ったHMDコンテンツを展示します」

「世の中4Kや8Kの話題が溢れていますが、URCFブースではアストロデザイン(株)による『8K用のモニター/レコーダー/カメラなどのシステム』が展示されます。展示会としては国内初のお目見えの98インチ8Kモニターで超高精細なスーパーハイビジョン映像が体験できます。また、収録から編集再生、表示までの一連の製品も展示しますが、これも8K製品システムの日本初の展示となります」

医療関係からテレワークまで多岐にわたる展示

「医療関係では2つの展示があります。FA・システムエンジニアリング(株)の『3D裸眼医療コンテンツ』と医療応用WG(京都大学・シスコシステムズ合同会社)による『遠隔医療システム』です。とくに、『遠隔医療システム』は、滋賀県長浜市で遠隔医療環境実証実験を行った、過疎地の健康診断や医療支援という視点からの実質的な内容が展示されます」

「超臨場感テレワークWG・OKIによる『超臨場感テレワークシステム』は、超臨場感テレワークシステムの紹介ビデオを展示します。テレワークと言えば在宅勤務のことと捉えられがちですが、そうではなく、複数の映像、音、センサ情報を利用した空間と空間をつなぐコミュニケーションシステムを活用したものです。展示会場と別会場をつないだコミュニケーションのデモを行います」

「ほのぼの系では、東京大学 廣瀬・谷川研究室の『万世橋・交通博物館 思い出のぞき窓』があります。ユーザーが東京の秋葉原・万世橋に行きタブレット端末をかざすと、昔の風景が現在の風景に重ねあわせて表示されます。端末をかざして回転することで、360度あらゆる方向の映像を見ることができます。言葉で説明するにはなかなか難しいシステムです。ぜひURCFのブースに足を運び、不思議な感覚を体験してください」

URFCのブース案内。これを読むと、迷うことなく目指す展示に行ける

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)
ブース番号 2L84
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関連リンク
超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)
http://www.urcf.jp/
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