「VR-Cloud®」で公開した「UC-win/Road Ver.10」のイメージ

同社は数年前からクラウドに対応したサービスを提供しているが、「UC-win/Road Ver.10」で作成されたデータをサーバに保存、webブラウザ上でVR空間を操作、閲覧することができるサービスが「VR-Cloud®」だ。a3Sという独自開発の伝送モジュールを搭載し、大容量のデータを高速に伝送することができる。

使い方は様々で、たとえば多数の人が利用する建造物の案内や道案内に活用したり、メーカーの新製品をバーチャルリアリティで表現し製品の詳細を伝えるといった使途が考えられる。実際にフォーラムエイトでは、同社の各事業所の最寄駅からの道案内を「VR-Cloud®」で公開しており、PCにアプリをインストールすれば同社のホームページ上で体感できるデモも行っている。
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/VC/VR-Cloud.htm

CEATEC JAPANブースでは大型モニターを使用した「VR-Cloud®」を体験できる予定で、自由に操作できるバーチャルリアリティ空間は注目を浴びそうだ。

ウルトラマイクロデータセンター®

ソフトウェアパッケージ開発技術を中心に展開する同社が、昨年リリースした初のハードウェア製品が「ウルトラマイクロデータセンター®」だ。
フルサイズのグラフィックボードやハイエンドCPUが搭載可能で、省スペース、省電力、高速処理を実現し、高速なCPU/GPUを必要とするクラウドアプリケーション・サーバに対応。「VR-Cloud®」をクラウド環境下で利用する際のシステム構築に最適なラックマウントサーバであり、安価なことも魅力のひとつだ。「VR-Cloud®」との組み合わせで、より快適な3次元リアルタイム・バーチャルリアリティ環境が手に入る。

ブース内にはプレゼンテーションスペースも用意され、「UC-win/Road Ver.10」「VR-Cloud®」「ウルトラマイクロデータセンター®」を使ったソリューションを30分ごとのにプレゼンする予定だ。なお、会場内の展示ホール4で開催されるCSAJソフトウェアイノベーションプラザにおいても「ウルトラマイクロデータセンター®」と「VR-Cloud®」が展示される。