シャープが従来のディスプレイの概念を大きく変える、「フリーフォームディスプレイ」をCEATEC JAPAN 2014で展示する。これは、『ディスプレイは四角いもの』というこれまでの概念を覆し、アプリケーションに応じて自由にデザイン、形状を変えられるという画期的なディスプレイである。シャープがこれまで培ってきた、IGZO技術と独自の回路設計手法によって実現した。
従来のディスプレイは、表示領域の外周部に、ゲートドライバと呼ばれる駆動用回路を配置する一定の額縁幅が必要なため、四角形状が一般的だが、このゲートドライバを表示領域内にある画素内に分散して配置することで、額縁を極めて細くするとともに表示領域にあわせた自由な形状のディスプレイを設計することを可能にした。
これにより、車載用途であれば、スピードメーターとその他のモニターを1つのディスプレイに組み合わせたインパネが実現できる。また、円形ディスプレイを搭載したウェアラブル機器や浮遊感のある新しい映像体験を実現する大型モニター・デジタルサイネージなど、高いデザイン性が要求される、さまざまな機器にも応用できるという。
シャープでは2017年をめどに実用化を目指している。
シャープ株式会社
ブース番号 | 1L02 |
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