全世界で2200万ダウンロード
「CEATEC JAPAN会場でキャラクターを利用したコンテンツの可能性を紹介したとき、あるキャラクターライセンス企業がブースにやってきて話が始まり、弊社商品の新しい展開へとつながりました」と説明するのは、株式会社ジョルテの津田雅之アカウントマネージャー。
同社はスマホとタブレット向けのカレンダー&システム手帳アプリ「ジョルテ」を開発する。日本の手帳文化をスマホに移行しようと開発された「ジョルテ」は純国産だ。しかし、今では27言語に対応するグローバルなアプリに成長し、全世界で2200万(2014年9月現在)ダウンロードされる人気アプリになった。
その特徴の一つに、カレンダーや日記にキャラクター・アイコンを貼ってデザインをカスタマイズする機能がある。それをさらに発展させ、「ジョルテ」のデザインをユーザーの好みに応じてあっという間にすべてをカスタマイズさせる「全チェン」というサービスがあるのだが、その発想のきっかけとなったのが冒頭で紹介したキャラクターライセンス企業との出合いだった。
同社は「我々の技術を広報し、そして海外企業や他分野の企業とコンタクトができる場」としてCEATEC JAPANを活用したいと考えている。最近では、文具メーカーとのコラボやプロスポーツチームとのタイアップなどが始まり、その可能性はさらに広がっている。対外的な広告をまったく打たず、ホームページとネットの口コミだけでプロモーションする同社にとって、CEATEC JAPANはリアルな現場につながる貴重な場なのだ。
プレミアムバージョンの登場
「ジョルテ」の機能は多岐にわたるが、その中のひとつが多言語への対応だ。ユーザーからの要望で徐々に増え現在27言語に対応するが、多様な言語を操る11人の社員を抱え、自社内で開発しているという。この結果、単に言語だけに対応するのではなく、それぞれの言語の背景にある文化、たとえば日本なら暦の六曜(大安、友引、仏滅など)があるように、それぞれの独自の文化にも対応できるようになったという。
同社の今年の展示はスタンダード版の無料アプリの紹介に加えて、ビジネスユースを想定したプレミアムバージョンの紹介が大きな柱となる。
プレミアムバージョンは、パスワードの設定、データの暗号化、より強化されたサポート体制、クラウドを利用したストレージ・サービスなど主にセキュリティ面を強化した内容となっており、こちらは課金サービスとなる。
「ジョルテはカレンダーのプラットフォームです。(グーグルカレンダーなどの)他のスケジューラーと連携させ、しかも徹底的にカスタマイズされた、自分好みのカレンダーを作り上げることができます。CEATE JAPANで是非ともその様々な機能を体験していただければと思います」
と津田マネージャーは語る。
なお、ジョルテのプレミアムバージョンは10月中旬以降にリリースを予定されている。(現在提供中のβ版は無料で利用できる)
株式会社ジョルテ
ブース番号 | 2L107 |
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関連リンク
- 株式会社ジョルテ
- http://www.jorte.com/
- ジョルテ ダウンロード(無料)
- http://jorte.com/dl/