ステージ | ICT Suite/Electronics Suite |
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ゾーン | ICT Suite |
ホール | ホール3 |
小間番号 | 3E09 |
非破壊、非侵襲にて、電子部品、電池やインフラ構造物、人体内部の問題個所を映像化する診断機器開発を行っている。測定対象物の表面での電磁場の計測データから、測定対象物内部の、電磁場の発生源、散乱体の構造を、積分幾何学的な再構成手法を用いて映像化する。この方法を用いれば、電磁場を計測するセンサのサイズ下回る空間分解能にて、測定対象物内部を映像化することができる。本手法が最も利用されているのは、電池と多層基板である。双方とも、表面を金属被覆、金属配線にて覆われていることが多く、内部の構造を一般的な光学的手法にて検査できず、輝度の高いX線を用いた透過法に頼っている。X線吸収率分布により電気的欠陥箇所を特定するのは容易でなく、我々が開発した磁気イメージング装置にて多くの企業が故障解析を進め、成功を収めている。展示会では、当研究室で開発した技術が、Integral Geometry Instrument 社により製品化された装置について紹介する。
検査・試験装置
電流経路映像化装置 - Focus 001 -
電子部品などの測定対象物表面において、磁場の2次元分布および磁場勾配の2次元分布をトンネル磁気抵抗効果素子を用いて測定し、これらの測定結果を、磁場の基礎方程式のディリクレ境界条件、ノイマン境界条件として用いて、物質内部の磁気発生源近傍の磁場分布を再構成する。2つの境界条件を用いて磁場分布を再構成することで、検出回路など磁気センサの走査面の周辺のどの位置に磁気発生源があっても正確に再構成することが可能である。
ナノテク、プラズマやレーダなどの分野でトップレベルの高度な計測技術開発を行った実績を持つ社員らで2012年創立しました。神戸大学の研究者と密接な協力関係の下で研究を行い、世界最先端の技術を提供します。