ステージ | キーテクノロジ ステージ |
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ゾーン | 半導体・デバイスゾーン |
ホール | ホール2 |
小間番号 | 2B40 |
出展予定製品 |
MOSマイクロ、MOSロジック、システムLSI、デジタルバイポーラ MOSメモリ(DRAM、SRAM、フラッシュメモリ) アナログIC センサ ディスクリート(シリコンダイオード、整流素子、トランジスタ、サーミスタ、バリスタ、サイリスタ、光電変換素子、その他個別半導体素子) パワー半導体 MEMS 無機/有機ELディスプレイ(EL) LED素子(照明用、街路灯用、LCDバックライト用、車載用、携帯電話/モバイル機器用、遊技機用、信号機用) 受動部品(抵抗器、コンデンサ、トランス、コイル、振動子、発振子、フィルタ) |
ロームは、LSIからトランジスタ、ダイオード、LED、抵抗器、そしてモジュールまでニーズにあわせたトータルソリューションを提供する半導体・電子部品メーカーです。
市場ニーズを先取りする高付加価値の新製品・新技術の開発や生産・販売体制の強化に取り組んでおり、あらゆる製品の高機能化や小型化に大きな役割を果たしています。
また、創業より「品質第一」をものづくりの基本とし、原材料から組立工程に至るまで一貫した品質管理を行い、高い品質と信頼性、安定供給を実現しています。
近年ではより高品質な製品が求められる「産業機器」「車載」を注力分野とし、ロームが従来から得意としている“アナログパワー技術”を駆使し、さらなる成長を目指しております。
今回は『先進キーデバイスで“効エネ”を!』と題し、エネルギーをより効率的・効果的に運用するためのキーデバイスを数多くご紹介します。
ロームが得意とする「次世代パワー半導体」や最先端のアナログ技術のほか、災害時の緊急電源として注目を集めるクリーンかつ高出力・高容量の固体水素源型燃料電池システムや世界最小部品シリーズなど、ロームの最新製品をぜひご覧ください。
蓄電池、蓄電システム、燃料電池
固体水素源型燃料電池システム
燃料電池は、従来の蓄電池や充電池と比較して高効率化や小型軽量化が可能なため、今後の普及と市場拡大が見込まれています。ローム、アクアフェアリー、京都大学が共同で開発を進めている固体水素源型燃料電池システムは、ポータブル電源の課題を解消する画期的なエネルギーソリューションです。固体水素源技術、水素発生制御技術、発電セル樹脂成型技術を駆使し、水素を使う分だけ作って発電するところが特長となっています。
これらの技術により、本機は災害時の非常用電源、停電時のバックアップ電源、アウトドアレジャー用電源としての活用が期待されています。
・主な特長
①量・小型・移動性―シンプルな発電構造で小型タイプはわずか89g(スマートフォン1回フル充電)。また即時発電型なので、コンセントからの充電は必要ない。
②燃料の長期保存20年―水素発生剤を樹脂で固形化し、燃料の劣化が少ないため、安全かつ長期に保存できる。
③低騒音―運転音は冷却ファンの駆動音程度で、周囲に迷惑がかからない。
④室内でも安心―排気は水蒸気だけ、廃棄物は一般ごみとして捨てられる。
HEMS、スマートハウス、ホームソリューション(PLC、他)、関連システム
EnOcean製品
近年、スマートフォンやタブレット端末、パソコン等様々な民生機器に無線通信が搭載され、利用が急激に拡大している一方で、オフィスビル、工場、住宅等における監視管理システムにおいても、無線技術のニーズは高まっています。無線通信システムを構築するためには、通信機器を動作させる電源とそれに伴う配線が必要となる点が課題となっており、この課題を解決するための選択肢の一つがEnOceanのエネルギーハーベスト技術です。2012年4月、ロームはアジアで初めて次世代無線通信規格推進団体「EnOcean Alliance」としてプロモーターに就任しました。
今回、ロームブースでは自社のLED照明AGLEDを使用し、バッテリーレス・配線レスのスイッチを展示します。得意とする無線通信技術をモジュールや、室内の照明を電源として利用する高効率の色素増感型太陽電池の開発等、無線通信分野、エネルギーハーベスト分野との融合で、より快適な生活空間の提案を行います。
その他受動部品関連
世界最小部品シリーズ「RASMID(R)」
近年、あらゆる機器の高機能化に伴い、部品レベルでの小型化が求められています。こうした中、ロームでは早くから独自の微細化技術を駆使し、部品の小型化において技術革新を進めてきました。2011年には世界最小のチップ抵抗器(0.3×0.15mmサイズ)を、そして2012年には世界最小のツェナーダイオード(0.4×0.2mmサイズ)の開発を発表。さらに、今年9月には世界最小のショットキーバリアダイオード(0.4×0.2mmサイズ)とチップ抵抗器(0.2×0.1mmサイズ)の開発を発表し、これらを含めRASMID(ROHM Advanced Smart Micro Device)(R)シリーズと位置付けています。
今後も製品の小型化はもちろんのこと、実装技術に至るまでより実用化に向けた技術開発を行い、さらなる機器の小型化に貢献していくためにも、本シリーズの製品ラインアップを拡充していく予定です。
同ブースでは、グループ会社のラピスセミコンダクタより「Bluetooth(R) Low Energy LSI / モジュール」も出展します。 健康意識の高まりから近年、ヘルスケア機器のニーズが拡大しています。ヘルスケア機器では、体温や心拍数、歩数などのデータをスマホやタブレット端末などと通信しますが、ウェアラブル機器では、小型化と低消費電力化が課題となっています。 こうした中、ラピスセミコンダクタは、Bluetooth(R) Low Energy規格に対応した業界トップクラスの低消費電力無線通信LSI(ML7105-00X)を開発。電池駆動の機器のバッテリー寿命長期化に大きく貢献します。さらに、この低消費電力なLSIを使用した小型通信モジュール(MK71050-02)も開発中です。 今回のCEATECでは、本モジュールと体温計測用サーミスタ、ローパワーマイコン、コイン電池等を38mm径の小型基板に搭載し、絆創膏型体温計機能付き小型低消費電力通信デモを作成。これを身につけ、体温データ等をタブレット端末と通信するデモを実演する予定です。
今年は産機、車載、センサ、ワイヤレス、HEMS、ライティング、無線&ローパワーMCU、水素燃料電池、マイクロデバイスの計9つのコーナーに分かれて展示。各コーナーの注目製品は特設ページよりご覧ください。
日本の最先端技術が集うCEATEC。未来を創るテクノロジーに触れるこの総合展示会で、ロームは学生の皆様に向けた「技術セミナー」を開催。WEBの特設ページから事前お申込みください。
ロームとアクアフェアリー社、京都大学が共同開発した燃料電池は、固体水素源を燃料とした環境に優しい発電機です。特設サイトでは、製品の特長や試作品の紹介、さらに研究開発体制についてご紹介しています。
ロームはアジアで初めてEnOcean Allianceのプロモーターに就任。日本・アジア地域のお客様を対象に、エネルギーハーベストを使用したEnOcean製品を購入いただく事が可能です。
開催日:10/5
日本の最先端技術が集うCEATEC。未来を創るテクノロジーに触れるこの総合展示会で、ロームは実際にエンジニアとして働いている若手技術者の現場の声に触れて頂きたいという趣旨のもと、第一線で活躍する若きエンジニアから学生の皆様に向けた「技術セミナー」を開催します。セミナーはCEATECの無料公開日である2012年10月5日(土)に、ロームブースにて3部構成で実施予定。
・定員:各100名(事前WEB申込制)
・対象:高専生、理工系大学生、大学院生
・セミナースケジュール
第一部11:00~12:00 ローム株式会社 LSI商品開発本部 渡邉 政考
「ワイヤレス給電制御ICの開発」
第二部13:00~14:00 ラピスセミコンダクタ株式会社 無線通信LSI開発ユニット 矢野 芳知
「業界トップクラスの省電力化を実現したBluetooth無線通信LSIの開発」
第三部15:00~16:00 ローム株式会社 研究開発本部 宮前 義範
「異業種コラボレーションで挑むポータブルな燃料電池への道」