SAW&SPR-Tech（有）は２００４年１０月に静岡大学発のベンチャー企業として設立した。設立の目的は大学での研究成果を世の中のために役立てることを目的に、主にSAWセンサとSPRセンサの応用を実行してきたが、近年は環境問題を重視し、汚さない、汚れないものへの関心が高まる中、液体と固体間の関わりを表す接触角に注目し、液滴の固有振動数を利用した撥水性テスターを考案した。また、測定領域を超親水域まで広げるため、新たに新方式の親水性テスターを考案し、これらを製造・販売するに至った。
ポータブル撥水性テスター
ポータブル撥水性テスターは液滴の固有振動数から接触角を求めるので、構造が簡単で、シンプル、小型である。また、液滴の振動数が分かれば良いので、人為的な誤差が含まれず、安定した測定結果が得られ、標準偏差値は非常に小さい。非測定対象は表面の粗い布、紙、木材、表面が曲面を持つもの、大きなものなど多方面に利用が可能な測定器である。なお本測定方法は世界に類例がない方法である。
ポータブル親水性テスター
ポータブル親水性テスターは液滴の展開面積より接触角を求めるものです。液滴の状態をカメラで上方より捉えます。従って液滴の形状は必ずしも真球状である必要はなく、楕円状でも、島状でも測定は可能である。このことは接触角を検知するのみでなく、表面の汚れや加工痕等の様相を的確に把握することにも役立つ。このような測定方法は他に類がありません。我々は本測定方法は超親水の測定に最適な手法と考えている。
〒３４２－８５６１ 浜松市中区城北３－５－１ 静岡大学イノベーション共同研究センター２１７室
技術・開発部
松井義和
０５３－４８９－４１０９
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matsui@saw-spr-tech.jp
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