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データ・AIを利用した新しいスポーツの未来

カテゴリー : トータルソリューション

富士通株式会社はCEATEC 2019でトップアスリートから人々の健康までを考えたスポーツへの取り組みに関する展示をしている。
「スポーツは生活に溶け込み、すべての人の日常になる」をコンセプトに掲げ、これまでにない富士通独自の技術を解説。

「する」「観る」「支える」の観点からスポーツの新たな未来を実現

10月13日までドイツで行われていた体操の世界選手権。そこで4つの種目に採用された『3Dセンシング技術』は富士通独自の技術。選手の動きを3次元でとらえるレーザーセンサー技術、センシングしたデータからAIで動きを分析します。

そのデータを活用して360°のCGデータによって、システムでの採点支援が実現された。
この技術の特徴は『選手に負担がかからないシステム』。
今まで動きのある3Dデータを活用するには、選手にマーカーを付けたり、装置を付けるなど選手にとって負担になっていた。しかし今回の富士通の技術は選手には一切何も装着しないため負担がゼロになっている。将来的には選手がリアルタイムで示される3Dデータをもとに練習材料として使用。観客が家で好きな場面をスローモーションで好きな角度から観ることも視野に展開する。
現在は国際体操連盟との共同開発であるため体操に限っているが、他のスポーツやリハビリなど医療関係にも広げていきたいと説明。
このシステムは『CEATEC AWARD 2019 総務大臣賞』を受賞。来場者の注目を集めている。

IoT×なわとびで築く 健康で豊かな暮らし

『なわとび』という単純な運動を跳べた回数だけでなく『リズム』や『バランス』等の様々な要素から分析。
使用する装置は『IoTセンサーベルト』となわとび。IoTセンサーベルトは使用者にとって負担となることはなく非常に軽量でシンプルなデザイン。なわとびは市販のもので可能。

腰にIoTセンサーベルトを装着して『なわとび』を飛び、測定データを富士通独自アルゴリズムで分析・数値化、結果を表示します。
今回の会場では、実際に体験することが可能。性別・年齢を入力して測定。ジャンプ・リズム・バランスの3つをデータ化し点数をつけてくれる。


使用者が運動には様々な要素があることを理解し、運動のすばらしさだけでなく、ICT活用の面白さを体験。自らの弱点を理解し改善できるなど、楽しみながら運動能力の成長を実感できる。
現在は、学校で活用されており、今後はスポーツジムなどへの拡大を目指している。

出展者情報

会社名
富士通株式会社

エリア
トータルソリューション

小間番号
A002

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