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竹中工務店、五感に刺激を与えて心地よさを感じられる新たなシステム

カテゴリー : Society 5.0 TOWN

株式会社 竹中工務店はCEATEC 2019で、五感の刺激に満ちた健康な生活空間を創出する「五感レスポンス®︎・ウェルネス・システム」の展示を行っている。

レスポンス刺激でポジティブな感情に変化

同社では、人の動作に呼応して空間利用者の五感を刺激し、プラスの行動や感情を誘発することを「レスポンス刺激®︎」と呼んでおり、これを活用した「五感レスポンス・ウエルネス・システム」を開発している。研究のきっかけは、日常生活の中で当たり前のように行っている行為への反応や応答が心地良いのではないかと考えられることから。具体的には、音も振動もしないスイッチよりも、「パチン」と音がして行為を確認できるスイッチの方が安心感につながる、など。千葉大学 予防医学センターとも連携しながら、予防医学の視点やまちづくりの視点も盛り込みつつ、公共健康学に基づいて研究を進めてきた。


同システムではプロジェクターにより、建物の壁に自分の動きに反応する影や映像を映し出す。また、周辺には送風ファンや匂いを送るプロジェクターが設置されており、音・匂い・風など、視覚以外の五感に刺激を与えることが可能。また、動きセンサー(キネクト)が設置されているため、モニターの前で身体を動かすと、それがそのままプロジェクターに投影される仕組みだ。
コンテンツ内容が豊富で、日本の四季や昔の遊びを採り入れた内容を体験できる。「雪合戦」のモードでは腕を動かせば画面上で雪玉を投げられ、子どもたちに好評とのこと。手の動きを止めることで雪が積もっていくなど、細かな演出も盛り込まれている。さらには日本文化を楽しめるコンテンツもあり、連獅子をアバターにして髪を大きく振り回したり、藤娘をアバターにして華麗に踊ることも可能だ。


五感レスポンスのプラスの効果として見込まれているのは、ストレス解消、リラックス、気分転換など。高齢者を対象とした効果検証も行っており、同システムの体験後にポジティブな感情が増加したことが認められている(デイケア利用者約30名を対象とした気分変化の効果検証)。
同システムのプロトタイプの展示は、国内はもちろんオーストリアで開催された「アルスエレクトロニカフェスティバル2015」にも出展。世界各国から集まったアーティスト、エンジニア、研究者等、幅広い世代の人々から高い関心が寄せられたという。
今後の展開としては、高齢者施設、商業施設、オフィスなど多様な建物に向けてコンテンツ開発を進めていく予定。ストレス解消やコミュニケーションの促進、さらには待ち時間の解消や集客力の向上にも寄与できるのではないかと考えられている。

出展者情報

会社名
株式会社 竹中工務店

エリア
Society 5.0 TOWN

小間番号
E062

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