CEATEC JAPAN 2015

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太陽誘電株式会社、最新のプロの技術が集結した
「積層セラミックコンデンサ1000µF」の試作品を展示。

カテゴリー : キーテクノロジーステージ

ウェアラブル端末の商品化が進む中、その内部に使用されている部品の小型化もここ数年で急速に進んでいる。太陽誘電の主力商品の積層セラミックコンデンサ(MLCC)もその一つだ。

部品の小型化、成長し続けるMLCC

積層セラミックコンデンサとは、私たちの身の回りにあるモバイル機器や家電、自動車など、電気・電池で駆動するすべての機器に搭載される電子部品で、電子回路においては、一時的に電気を蓄える「蓄電」や、不要な信号を取り除く「ノイズ除去」の働きをしている。
限られたスペースに多くの部品を詰め込み、かつ機器の高機能化を支えるため、MLCCは小型化・大容量化を目指して日々進化してきている。

今回の展示では、世界最小・超小型 0201サイズ(0.25×0.125×0.125mm)のMLCC、業界最大容量となる1000マイクロファラッド(µF)のMLCC試作品に注目したい。大容量化の方向性は『同容量小型化』と『同サイズ大容量化』の2つだという。1000µFのMLCCは、2014年9月に積層セラミックコンデンサにおいて世界で初めて静電容量470µFを実現した製品と同じ寸法(4.5×3.2×2.5mm)のまま、大容量化したもので、その実用に向けてのさらなる一歩を進めた。

普段、モバイル機器の電子基板について考えることはあまりないが、今の私たちの生活の一部がこの肉眼で見るにはとても小さい、世界最先端技術によって支えられているのが分かる。
これまでの1000µFという大容量の製品はアルミ電解コンデンサが主流で、太陽誘電はこの1000µFのMLCCで、今後の市場拡大を狙う。

ブース番号
ホール6 6K126
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出展者情報はこちら

太陽誘電(株) : http://www.yuden.co.jp/jp

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