CEATEC JAPAN 2015 総務大臣賞受賞日本電気株式会社の次世代緊急モバイルネットワーク

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CEATEC JAPAN 2015 総務大臣賞受賞
日本電気株式会社の次世代緊急モバイルネットワーク

NECグループ(以下：NEC)が構築する緊急モバイルネットワーク。インフラを利用できない災害発生現場などでより早く、より正確に、より簡単に状況を把握するNEC緊急モバイルは、過酷な状況でのお互いの位置、画像などのデータ共有を支援する。

基地局がなくてもネットワーク環境を整えられる

緊急モバイルの特徴は5つ。
① アドホック・ネットワーク(自動構築/自動修復)
無線基地局などの無線通信インフラを利用できない場合であっても、無線機のみで自動中継ネットワークを構築。
② リアルタイム位置共有
リアルタイムにそれぞれの位置や危険地域などを制御端末に表示された地図上にシンボルとして表示し、情報を共有。
③ ソフトウエア無線
1台の無線機で多様な周波数、通信方式に対応し、異なる周波数、異なる通信方式のネットワークに接続可能。
④ マルチメディア
音声サービスのほか、ショート・メッセージ、写真などのデータサービスも提供。
⑤ 衛星通信
イーサネット・サポートを介し、他のIPネットワークへ接続可能。

CEATAC AWARD 2015 総務大臣賞を受賞

NEC緊急モバイルネットワークにより、東日本大震災のような大規模災害があった時に、障害物を避け、無線機を経由してネットワークを構築していくことが可能になる。

これまでは陸上自衛隊と海上自衛隊、消防と警察、JRと私鉄、国境付近の2つの国や地域など、それぞれが独自の無線規格を持っていたため、各自が独自の世界を作り、通信を行ってきた。
その結果、複数の無線機が必要になるという不便さが生じてきたが、この緊急モバイルネットワークを活用することでその壁が取り除かれる。
このシステムが評価されCEATAC AWARD 2015 総務大臣賞を受賞した。