CEATEC JAPAN 2015

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三菱電機、レーダーで津波を監視

カテゴリー : ライフ&ソサエティ ステージ

米国メディアパネル・イノベーションアワード・グランプリ受賞

米国のIT・家電関係のジャーナリストが、CEATEC JAPAN 2015に出展された技術、製品、サービスを現場で徹底取材して、優れたものにアワードを授与する「米国メディアパネル・イノベーションアワード」のグランプリに、三菱電機の「レーダーによる津波監視支援技術」が受賞した。審査員の満場一致によって選ばれたというこの技術は、すでに来年度には採用が決まっているという。

米国メディアパネル・イノベーションアワードのグランプリ盾

流れや波の高さを早期に検知して、避難時間を確保

これまでカメラやGPSによって津波の観測を行っていたが、その距離はせいぜい20kmが限界だった。それだと6分ほどで沿岸に到達してしまう。それを黒潮や親潮など海表面の流速を観測する、短波帯の電波を使う海洋レーダーを利用することにより、約50km沖合まで観測することを可能にしたのが、レーダーによる津波監視支援技術。

地上に設置したアンテナから海に向かって短波を発信。海面に反射して戻ってきた短波を受信し、津波の規模や沿岸からの距離などを割り出すのだが、従来の海洋レーダーでは、通常の波と津波を判別するのが難しい。

そこで、海表面の流速から通常の海流や潮の流れを除去し、津波成分を抽出する技術と、海面の流速を基に波高を推定する技術を開発した。これらの技術により、津波を見える化し、監視員による津波検知時間の短縮を実現した。平均水深300mの海洋では沖合50kmの津波だと、岸に到達するまでが約15分。これにより、津波の避難に必要な時間と言われている10分を確保できるとしている。

「レーダーによる津波監視支援技術」の説明パネル

ブース番号
ホール3 3L113
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出展者情報はこちら

三菱電機株式会社 : http://www.MitsubishiElectric.co.jp

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