浜松ホトニクス株式会社はCEATEC JAPAN 2015で、MEMS技術を使った分光センサやCMOSイメージセンサなど光学デバイスのほか、ヘッドアップディスプレイの体験デモを行っている。
「ノーベル物理学賞受賞」に沸く同社
「テレビの父」と呼ばれる高柳健次郎氏の技術を汲む同社は、光電技術にかかわる先端デバイスの開発を通じ、人類の知の地平の拡大に貢献してきた。
ニュートリノの発見(2002年、小柴昌俊東京大学特別栄誉教授)、ヒッグス粒子の確定(2013年、エディンバラ大学名誉教授ピーター・ヒッグス氏ら)に続き、今回、ニュートリノの質量の存在を証明しノーベル物理学賞に輝いた梶田隆章東京大学宇宙線研究所長らの研究チームにも、極めて重要な実験のキーデバイスを提供している。
同社の晝間明社長は「弊社の社員も共に喜び、人類にとって大きな仕事に参画できたことを改めて実感しています。」と祝意を表明、同社は3度目のノーベル物理学賞受賞に沸いている。
小さな先端光学デバイスを展示
ノーベル物理賞受賞の発表が会期中となったため、同社ブースではニュートリノ実験施設「スーパーカミオカンデ」での観測のキーデバイスとなった直径50センチの巨大真空管「光電子増倍管」の展示は間に合わなかった。事前に用意され展示されたのは、「MEMS-FPI分光センサ」「マイクロ分光器」「CMOSイメージセンサ」など極小の先端光学デバイス。また来場者向けの体験展示として「ヘッドアップディスプレイ」も人気を集めた。
- ブース番号
- ホール5 5K50
- 関連リンク
-
出展者情報はこちら
浜松ホトニクス株式会社 : http://www.hamamatsu.com/