CEATEC JAPAN 2015

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タカラトミーが身長122cmの人型ロボットを展示。
スマホ操作やコミュニケーションが可能

カテゴリー : NEXT イノベーションエリア

タカラトミーはCEATEC JAPAN 2015の「Bluetooth SIG」コーナーに、同社のロボット玩具を展示した。その中でも、11月上旬に発売を予定している最新モデルとなるのが、知育玩具の「メカノイド(MECCANOID)」だ。

CEATEC JAPAN 2015のBluetooth SIGのブース

Bluetoothトイという新たなジャンルへ

メカノイドは組み立て式の玩具で、サイズ別に2つのモデルを用意。大きい方が身長122cmとなり、10個のモーターで頭や腕がリアルな動作を見せる。なお、操作時にはスマホとBluetoothで接続。画面に表示されたメカノイドの腕をポイントして上下に振る、進行方向をタップして前後に歩くといった動作が行える。これらの操作は記録されるため、繰り返し再現させることも可能だ。

その他、胸部に固定したスマホのカメラを利用することで、モーションキャプチャーによる操作にも対応。たとえば、腕の動きを感知させれば、同じように手を振らせられる。本体内蔵のマイクによる音声認識にも対応し、「メカノイド、握手!」と話かけると手が差し出される。握手を認識すると「人間のあいさつ儀式完了!」など、ユニークな反応を返してくれるのも面白い。

説明員の話によると、こうした玩具のことを最近では“Bluetoothトイ”と呼んでいるという。とくに2010年に低消費電力向けの規格「Bluetooth LE」が策定されてからは、急速に製品が増えているようだ。Bluetoothが得意とする半径10メートルという通信範囲についても、屋内向けの玩具との相性の良さが注目されているという。

メーカー希望小売価格は身長122cmの「G15KS」が5万円、身長61cmの「G15」が3万円。ドライバー1本で組み立てることができ、他にも恐竜型など様々な形に組み替えることも可能となっている。

なお、ブース内にはメカノイド以外にも、同社が“オムニボット”と呼んでいるロボットブランドの製品が出展されていた。10月にも「オハナス(OHaNAS)」というクラウド型のお話しロボットが登場しており、Blutoothのソリューションとして一つのジャンルを開拓している様子が伺える。

タカラトミーの知育玩具「メカノイド(MECCANOID)」

「メカノイド、ハイタッチ!」と話しかけると、手を合わせてコミュニケーションが取れる

メカノイドを遠隔操作する場合には、スマホがリモコン替わりになる

さらに胸部にスマホを固定すると……。

スマホのカメラと連携して、前の人の動きを真似て動作する

ブース番号
ホール3 3N22
関連リンク

株式会社タカラトミー : http://www.takaratomy.co.jp/

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