CGコミュニケーションズ株式会社はCEATEC JAPAN 2015で、 同社が輸入代理店を務める英CEL社の3Dプリンタ”Robox”の展示を行っている
英国の教育機関で人気の3Dプリンタ
英CEL社は2012年創業のオックスフォード発の技術ベンチャー。クラウドファンディングのKickstarterで支持を得て、製品を世に送り出した。英国では教育機関などで高い評価を受けているという。
特徴的なのは、CEL社が特許を有する「デュアルノズルシステム」。0.3mm/0.8mmの2つのノズルで熱溶解させたフィラメントを送り出し、スピードと高い分解能を両立させている。
フィラメントは本体左側面に装着されているが、将来的には2巻装着することで、異なる色や異なる材質のフィラメントを成形に使うことが可能。たとえば「HIPS」と呼ばれる水に溶出する性質のフィラメントを使えば、構造的に無理のない状態で複雑で微細な形状を成形し、支持部分(プラモデルの「枝」に相当する部分)は、後で水に溶かし流失させることができるなど、成形の自由度が高まる。
CGコミュニケーションズ株式会社代表取締役でCEOの金子勇氏は、「高性能であるだけでなく、安全性も高い3Dプリンタなので、日本でも教育機関に普及させていきたい。」と意気込みを語る。
- ブース番号
- ホール1 1L09
- 関連リンク
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CGコミュニケーションズ株式会社 : http://cgcom.asia/