華為技術日本(HUAWEI JAPAN)株式会社はCEATEC JAPAN 2015で、中国・成都で実施した5世代携帯電話(5G)ネットワーク向け無線アクセス技術に関する大規模フィールド・トライアルの模様を映像で報告している。
中国・成都でドコモと共同で実施
このフィールド・トライアルは株式会社NTTドコモと共同で実施したもので、四川省成都市の電子科技大学キャンパスに設けられた専用の屋外試験場で行われた。
試験場から10kmほど離れたサーバーから光ファイバでベースバンド信号を伝送、キャンパス内の建物屋上から地上の端末に向け、2.3GHz帯で100MHの帯域を使ってトライアルを実施した。24端末に対するMU(マルチユーザー)MIMOで、ピーク時に3.6Gbpsの伝送速度を確認したという。
同社ブースでは、SU-MIMO対応5G基地局機器(アンテナ)のプロトタイプのほか、同社の最新スマートフォンや腕時計型端末、WiFiステーションなどの製品も展示している。
写真右端は東京大学で博士号を取得、産業技術総合研究所を経て同社に入社した、ワイヤレスマーケティング&ソリューションセールス本部のプロダクトマネージャー、崔洋氏。「今後日本国内でも同種の実験を実施し、より伝送効率が高く、レイテンシが小さく、干渉に強い無線システムを探って行きたい。2020年に向けてのことを考えると、準備の時間がそう多く残されているわけではありません」と語る
- ブース番号
- ホール2 2L50
- 関連リンク
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華為技術日本株式会社 : http://www.huawei.com/jp/