CEATEC JAPAN 2015

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日本ナレッジ、スティックPC型のシンクライアント端末を展示

カテゴリー : ライフ&ソサエティ ステージ

業務用アプリケーションなどを手掛ける日本ナレッジは、CEATEC JAPAN 2015の「CSAJソフトウェアイノベーションプラザ」にブースを出展。スティックPC型のシンクライアント端末「IVEX Xexus with Stick」に関する展示を行った。

日本ナレッジのブース

在宅ワーカー向けの作業環境構築などの活用を想定

スティックPC型のシンクライアント端末「IVEX Xexus with Stick」

同社では約1年半前から、USBブート型のシンクライアント端末「IVEX Xexus」を提供してきた。今回発表した端末は、これをスティックPC化したもの。価格は約2万円で、1本単位からの購入が可能。発売は2015年冬を予定しているという。

同社によると、安価で筐体の場所を取らないスティックPCは、多くの企業から注目を集めているという。ただ、保存できるデータの容量、セキュリティの問題から、導入を諦める企業も多かった。しかし、シンクライアント端末として利用するのであれば、データはサーバー内に保存されるため、セキュリティに関する懸念はなくなる。また、処理能力についてもサーバー依存となるため、環境さえ整えてしまえば、負荷を気にする必要もない。

最近では在宅ワーカーに対する補助金制度が増えているため、同社ではそこで利用する端末としても、製品を打ち出していきたいとのこと。こうした企業では在宅ワーカーにPCを貸し出したり、私用のマシンをそのまま仕事に使わせているため、ローカルに落としたデータの漏えいが危険視されていた。

環境構築の初期コストを大幅に低減

なお、シンクライアント端末向けの環境構築はエスアイアーが提供することになるが、その費用は一般的に5万円程度とのこと。会社でPCを貸与することを考えると、初期費用を大幅に下げられる。また、PCの管理やメンテナンスにかかる費用を考えれば、ランニングコストも抑えられるという計算だ。

日本ナレッジのブースはCSAJソフトウェアイノベーションプラザ内に位置する

USBブート型のシンクライアント端末はかつて、PCとの相性問題などから、導入を見合わせる企業も少なくなかった。しかし、スティックPCであれば、テレビやディスプレイのHDMI端子に接続するだけなので、相性などを気にする必要はない。それに加えて、同社ではカスタマイズ性の高さも、製品の特徴として打ち出している。システム的にはUbuntuをベースに高速化の改良を行った独自OSなのだが、管理モードから自由にメンテナンスが可能。VPNの接続画面をユーザーから不可視にしたり、オープニング画面にアプリを追加するといった仕様変更も、知識さえあれば自由に行えるとのことだ。

ブース番号
ホール1 1L01
関連リンク

出展者情報はこちら

http://www.ivex.jp/

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