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株式会社ソシオネクストが8Kテレビ用「高度BSデジタル放送復調器」を開発

カテゴリー : キーテクノロジーステージ

半導体チップのソリューションやサービスの設計、開発、販売を手がける株式会社ソシオネクストは、「Solutions for Innovation コーナー」と「Key Technologies コーナー」で6つのソリューション、技術を展示している。

2020年東京五輪に日本の8Kテレビ技術を世界中へ広めるために

最新の映像技術を組み込んだTVソリューションで業界をリード

たとえば、ヘルスケアソリューションでは、筋肉や体脂肪をリアル映像でいつでもチェックできるモバイル超音波ソリューション「viewphii」 を展示。マルチディスプレイソリューションでは、2Kのディスプレイを計9枚並べて大型の1画面をシームレスに構築できるパブリックディスプレイ向けソリューションを展示。センシング技術では、世界最小・最薄サイズをうたう24GHz電波センサーを紹介している。

同社がとくに力を入れているのはTVソリューションだ。
テレビは大きく分けて、映像を表示するパネル部分と、放送電波を受信復調して映像表示できるように処理する各種チップ・デコーダー部分で構成されるが、同社は各種チップ・デコーダー部分の開発で最先端をいき、国内外のテレビメーカーにその技術力を提供している。

NHKの8K試験放送に向けて開発した「高度BSデジタル放送復調器」

2K/4Kにおいては多くの実績を上げているが、8Kでは2016年に試験放送を開始する予定のNHK(日本放送協会)と手を組み、8K受信機に必要な機能を開発。受信復調チップから8Kデコーダチップまでを提供することが可能となった。8K試験放送では同社が製品化した「高度BSデジタル放送復調器」が使用される。実際、展示ブースの来場客は「8Kテレビが本当にできるのか」と驚いているという。
「8Kテレビの普及が2020年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合えば、弊社の、そして日本の技術力の高さを世界にアピールできる絶好のチャンスになります」と同社は期待に胸を膨らませる。

ブース番号
ホール5 5K62
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出展者情報はこちら

株式会社ソシオネクスト : https://www.socionext.com/jp/

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