CEATEC JAPAN 2015

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CEATEC JAPAN 2015 オープニングレセプション開催!

カテゴリー : トピックス

10月7日、ホテルニューオータニ幕張でCEATEC JAPAN 2015のオープニングレセプションが開催された。レセプションには、総務省 総務副大臣 西銘恒三郎氏、経済産業省 経済産業副大臣 山際大志郎氏が来賓として招かれ、オープニングに際しての祝辞に続き、CEATEC AWARDの「総務大臣賞」、「経済産業大臣賞」が発表された。

CEATEC JAPANはCPS/IoTエキシビションへ

CEATEC JAPAN実施協議会水嶋繁光会長

最初に、主催3団体を代表してCEATEC JAPAN実施協議会の水嶋繁光会長が挨拶を行い、今年からCEATEC JAPANがCPS/IoTエキシビションへと新たなスタートを切ったことを宣言した。
「16回目の開催を迎えるCEATEC JAPANは、これまで新しい家電などの登場による社会の変化を反映しながら国民生活を豊かに変える情報を発信してきたが、現在の社会状況、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催をふまえ、ITエレクトロニクスの利活用と他分野との連携がますます進むものと思われる。国民生活がより豊かに、社会の生産性が飛躍的に高まっていることから、政府の施策とも連携しながら、今年からCEATEC JAPANは、CPS/IoTエキシビションとして新たにスタートする。スタートとなる今年はその第一歩として主催者特別展示「NEXTストリート」を設けて、ビッグデータを利用したIoTによって私たちの生活が将来どのように変わるかなど、先進的なサービスや技術を紹介している。今後、情報発信の取り組みを通じて、他産業、ベンチャー、海外企業との連携をさらに強化することが重要である。また東京モーターショーとの連携による情報発信強化を引き続き行っていきたい」と語った。

社会全体のITC化実現をめざして

総務省 総務副大臣 西銘恒三郎氏

続いて、総務省 総務副大臣 西銘恒三郎氏より開催に対する祝辞とともに、ICT化社会に向けての決意が語られた。
「安倍政権がスタートしてもうすぐ3年を迎えようとしている。アベノミクスのさまざまな取り組み、企業の努力により、経済の好循環は着実にまわり始め、日本経済は強さを取り戻しつつある。第2ステージに入ったアベノミクスを下支えする基盤としてICTの活用は重要であると考えている。総務省としても新たなイノベーションの創出に向けたICT化の推進、IoT時代への対応、ICTによる社会的課題の解決、ICTの国際的競争強化・展開など総合的に推進し、社会全体としてICT化に取り組んでいきたい。CEATEC JAPANにおいてもさまざまな新しいICTの活用に出会えることを期待している。また、CEATEC JAPANのキーワードのひとつでもある2020年は、オリンピック・パラリンピック開催の年であり、世界最先端のICTを発信する最高の機会としてとらえている。産学、関係各省庁と連携しながら、社会全体のICT化の実現をめざして取り組んでいきたい」

IoTの波に官民ともに取り組む

経済産業省 経済産業副大臣 山際大志郎氏

テープカットの模様

経済産業省 経済産業副大臣 山際大志郎氏からは祝辞とともに来るべき社会に向けてのCEATEC JAPAN 2015への期待が語られた。
「1年で世の中がこんなに変わるのかと実感している。世界に先駆けて課題先進国となった日本は、この課題ひとつひとつを解決していくことが日本の発展、さらには人類の発展につながっていく。IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)、これらは常に使う言葉として定着した。AIによって確実に産業革命が起きている。私たちの半年先、10年先の生活に確実に組み込まれているのではないか。センサーによって集められたビッグデータを人工知能が解析して、私たちの生活にフィードバックされる。このような社会を迎え、CEATEC JAPAN出展各企業が主体的、能動的にIoTの波にともに乗り、取り組んでいって欲しい。実際にすでに官民による取り組みが始まっている。CEATEC JAPANでは、この流れを的確にとらえた特別展示を行うと聞いている。このような社会とともにCEATEC JAPANも発展していくことを祈念している」
スピーチに続いてテープカットが行われ、CEATEC JAPAN 2015が華やかに開幕を告げた。

CEATEC AWARD 2015の「総務大臣賞」、「経済産業大臣賞」の表彰と東京モーターショーとの連携

一般社団法人日本自動車工業会 池史彦会長(左)とCEATEC JAPAN実施協議会水嶋繁光会長(右)

レセプションに続き、CEATEC AWARD 2015「総務大臣賞」、「経済産業大臣賞」の発表と表彰式が行われた。「総務大臣賞」には、日本電気株式会社の「ソフトウェア無線で実現する次世代型緊急モバイルネットワーク」、「経済産業大臣賞」には、パナソニック株式会社の「Ultra HD Blu-ray対応 ブルーレイディスクレコーダー DMR-UBZ1」が、それぞれ受賞し、表彰式が行われた。
また、CEATEC JAPANと連携開催する東京モーターショーの主催者を代表して、一般社団法人日本自動車工業会会長 池史彦氏が第44回東京モーターショー 2015では自動車工業会として自動車とICTが、どのように人々の暮らしに融合するかを提示するとともに、日本の技術を発信していきたいと語った。

関連リンク

CEATEC AWARD 2015総務大臣賞・経済産業大臣賞 決定
http://www.ceatec.com/ja/award/award01_01.html#TradeIndustry

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