シャープ株式会社はCEATEC JAPAN 2015で、ロボットクリエイター高橋智隆氏(株式会社ロボ・ガレージ代表取締役)と共同開発したロボット電話“RoBoHoN”を発表し、デモ機を展示している。
まるで意志があるかのような“RoBoHoN”
“RoBoHoN”を手に会場で質問に応える高橋智隆氏(株式会社ロボ・ガレージ代表取締役)
“RoBoHoN”の身長は19.5cm、体重約390g。
カメラや音声通話機能のほか、音声認識・音声合成機能を内蔵し、背中には液晶タッチパネルを背負い、人間とのコミュニケーションを円滑に行う。
さらに眉間からレーザー光線を発してフォーカスフリーで壁や机などに映像を映し出す、新開発のレーザープロジェクターを搭載。右脇腹にSIMカードスロットを挿入すれば、3G/LTE対応のモバイル通信端末として機能する。
高橋氏は、国際宇宙ステーションで若田光一宇宙飛行士とのミッションを成功させたロボット宇宙飛行士“KIROBO(キロボ)”のクリエイターとして知られるロボットデザインの第一人者。
会場では「スマホがしゃべっても人は共感できない。共感を得るには、それにふさわしい形状、身体が必要」との持論を語っていた。“RoBoHoN”は人の話に反応して首をかしげ、目を光らせているように見える。「ランダムに動くようにしている」と高橋氏は説明するが、まるで意志があるかのようで、親しみがわく。
CEATEC JAPAN 2015では、しゃべって踊る”RoBoHoN”のデモンストレーションが初公開されている。シャープ株式会社では発売予定時期を2016年前半としている。
- ブース番号
- ホール1 1L11
- 関連リンク
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シャープ株式会社 : http://www.sharp.co.jp/