ワイヤレスパワーコンソーシアムは、ワイヤレス給電の潜在的な可能性を理解するさまざまな業界の企業が所属するグループ。主なメンバーは、携帯電話、家電、電池、半導体、部品、ワイヤレスパワーテクノロジー、インフラストラクチャ(通信事業者、家具、自動車部品など)等の業界に属する企業である。
700以上の製品で採用
ワイヤレスパワーコンソーシアムは、2008年の設立以来、あらゆるものを対象としたワイヤレス給電におけるオープン規格をリードしてきた。
なかでもワイヤレス給電規格をリードするQi(チー)は、国や地域を超えてあらゆるQi対応デバイスで利用できるオープン規格で、大手メーカー数百社に採用されており、現在購入可能な700以上の製品で採用されている。
電源ケーブル不要であるため、ケーブルが絡まったり差し込み口が合わなかったりすることもない。シンプルで、効率的、かつ安全なQiは、スマートフォンからキッチン家電まで、さまざまなデバイスに充電や電力供給が可能だ。
世界初のコードレスノンフライヤー
CEATEC JAPAN 2015のブースでは、コードレスキッチン家電として、世界初のコードレスノンフライヤーの展示や磁界共鳴充電器のデモ、15Wミッドパワーワイヤレス給電用IC(東芝・ローム・テキサスインスツルメンツ)など、最新のワイヤレスパワー製品の展示デモを見ることができる。
コードレスキッチンのデモでは何もない木製の調理台の上に置くだけで、調理台に埋め込まれたコイルから給電される。キッチンはすっきり清潔に保つことができ、調理器もコードレスなのでケーブルのわずらわしさがない。
ミッドパワーコーナーではWPC Qi Low Power(LP), Mid Power(MP)両規格に準拠したワイヤレス給電用ICの展示・説明を行っている。最大15Wまでのワイヤレス給電をサポート可能でウェアラブルから産業機器用途まで幅広いアプリケーションへの搭載を実現する。
コンテストも実施、10月10日に受賞作を発表
またブースでは、「こんなものにワイヤレス給電できたらいいな」と思う製品のアイデアコンテストの受賞作品の展示も行われている。
イラストや写真、文章で自由に表現されたアイデア部門の展示や、アイデア+製作部門では、実際にQi送電・受電モジュールを作品に組み込んだ作品が展示されている。
- ブース番号
- ホール3 3N02
- 関連リンク
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ワイヤレスパワーコンソーシアム : http://www.wirelesspowerconsortium.com/jp/