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エプソンが「デバイスコネクトWebAPI」を活用した
MOVERIO『BT-200』による360°Viewのコンセプトを実証

カテゴリー : NEXT イノベーションエリア

エプソン、NTTドコモ、リコーの3社連携デモンストレーション

エプソンは10月1日、同社のスマートグラス「MOVERIO『BT-200』(MOVERIO)」を用いて、リコーの全天球カメラ「RICOH THETA」で撮影した映像を見ることができるシステムを開発したと発表した。

エプソンは、10月1日、スマートグラス「MOVERIO『BT-200』」の活用領域を拡大するため、株式会社NTTドコモ(以下NTTドコモ)が提供するデバイスコネクトWebAPIを活用して、株式会社リコー(以下リコー)の全天球カメラ「RICOH THETA」を用いて360°Viewのコンセプトを実証するシステムを開発したと発表した。

「デバイスコネクトWebAPI」は、ウエアラブル機器等の様々なIoT機器を操作するスマートフォンアプリやWebアプリを開発できるAPI。これを使用することで様々な機器の操作やデータ取得が共通の命令で実現可能となり、スマートフォンやウエアラブル機器など異なるメーカーの製品を繋ぐアプリケーションの制作が容易になる。エプソン、NTTドコモ、リコーの3社はこの「デバイスコネクトWebAPI」の普及活動・機能検討を行う「デバイスWebAPIコンソーシアム」に参画しており、そこでの議論をきっかけとして このプロジェクトが立ち上がった。

今回開発したシステムでは、「RICOH THETA」で撮影した全方位の動画・静止画像を「MOVERIO」向けに最適化した映像に変換して表示する。「MOVERIO」の加速度センサーやジャイロセンサーを利用して、頭の動きに合わせた視点移動が可能となっているほか、「MOVERIO」から「RICOH THETA」の撮影操作を行うことができる。
このシステムを基にして、「RICOH THETA S」にも対応したBT-200用アプリケーション
「THETA(Device Web API Plug-in)」を、株式会社GClueよりMOVERIO専用アプリダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」で提供する予定となっている。
このシステムのデモンストレーションを、CEATEC JAPAN 2015の同社ブースにて行う。

本デモンストレーションにおける各社の役割は次のとおり。
【エプソン】 MOVERIO『BT-200』を提供
【NTTドコモ】 「デバイスコネクトWebAPI」を使ったWebアプリを開発、提供
【リコー】 RICOH THETA m15を提供

■ エプソンのスマートグラスMOVERIO「BT-200」について
MOVERIO「BT-200」は、小型・軽量で、いつでもどこでも大画面で、映像や音楽、ウェブコンテンツを視聴できるスマートグラス。
両眼シースルー、ハンズフリー、各種センサー搭載の本商品をかければ、周囲の様子を確認しながら、目の前の景色と映像を重ね合わせた迫力の拡張現実を体験することが可能。
写真キャプション:デモのしくみ

ブース番号
ホール3  3N46
関連リンク
出展者情報はこちら

エプソン : http://www.epson.jp/products/moverio/

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