CEATEC JAPAN 2015

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技術・人材の両面から安心・安全なIoT時代を支える、
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)がCEATEC JAPAN 2015に初出展

カテゴリー : NEXT イノベーションエリア

頼れるIT社会の実現をめざして

経済産業省管轄の独立行政法人である情報処理推進機構(以下、IPA)が、CEATEC JAPAN 2015に初出展する。IPAは、ソフトウェア、情報処理システムがこれからの知識経済を支える基盤となることを念頭に、技術と人材の両面から、ソフトウェアと情報処理システムの健全な発展を支える戦略的なインフラから情報化の現場で起こっている事例までを提供するプロフェッショナル集団として、さまざまな事業に取り組んでいる。最近では10代に向けて、不正ログイン防止のためにいかにパスワードが大切さを訴える少女漫画風なポスターを制作して、掲示だけでなく、販売を始めたことでも話題を呼んだ。

快適な生活、社会インフラとして、もはや欠かせないIT。サイバー攻撃などのセキュリティリスクへの対応策は不可欠であり、万一のトラブルに備えて、情報処理システムの信頼性はますます高まるばかりである。IPAは、誰もが安心してITのメリットを実感できる“ 頼れるIT社会”の実現をめざして、さまざまな取り組みを行っている。CEATEC JAPAN 2015では、IPAのミッションでもある、ソフトウェアの信頼性の向上、コンピューターのセキュリティ対策、IT人材育成の3つの柱を中心に紹介する。

夢をカタチにする場所、「未踏」で、独創的なアイデアと技術を有する若い人材を発掘・育成

IPAの取り組みの中で特にユニークなものとしては、天才的なクリエータを発掘し育成する、「未踏事業」がある。「未踏事業」は、IPAの主催による“突出したIT人材の発掘と育成”を目的とした、日本の天才的なクリエータを発掘し育てるための取り組み。自由な発想で、アイデアを募り、独創性やポテンシャルの高いものを採択し、それを実現するためのプロジェクトを支援するというもの。2000年の開始から、これまで延べ約1600名もの優秀なクリエータを育ててきたという。

ロボットのもつ楽しさをビジネスとして社会に広げたい、「スケルトニクス」登場

CEATEC JAPAN 2015のブースでは、「未踏事業」OBとして、人力だけで通常の人体では表現できないダイナミックな動きを実現する動作拡大型スーツ「スケルトニクス」の展示と、その開発をけん引する白久レイエス樹氏によるプレゼンのほか、周囲の状況を判断して自律飛行ができる小型飛行ロボット「Phenox(フェノクス)」の開発に成功した此村領氏や、超音波スピーカーで物体を浮遊させる技術「Pixie Dust(ピクシーダスト)」で注目の、現代の魔術師とも言われる落合陽一氏のプレゼンなどが予定されている。多くのロボットベンチャーが注目される中、世界中から高い関心が寄せられている各氏のプレゼンは必見である。

ブース番号
ホール4 4N61
関連リンク
出展者情報はこちら

独立行政法人情報処理推進機構(IPA) :http://www.ipa.go.jp
http://www.ipa.go.jp/sec/events/20151007.html

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