CEATEC JAPAN 2015

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注目の主催者企画 NEXTストリート

カテゴリー : NEXT イノベーションエリア

CEATEC JAPAN 2015開幕まで残り2日、本サイトでも出展各社の情報が次々とアップされている。その中でも、特に注目なのが主催者企画「NEXTストリート」だ。

テーマはCPS/IoT

「NEXTストリート」はCPS(サイバーフィジカルシステム)とIoT(モノのインターネット)をテーマに、「観光」、「流通」、「技術」、「インフラ維持管理」、「地域活性化」、「IoT スタートアップSHOWCASE」などのシーン別に、2020年の社会や生活がCPS/IoTによってどのように変わるのか、その第一歩を体感できる展示である。

出展準備の忙しい合間を縫って、楽天株式会社・楽天技術研究所の展示責任者である三條 正裕氏及び国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 領域長 関口智嗣氏のお二人が取材に答えてくれた。

まるで手品。そんな未来を感じてもらいたい

三條氏は楽天技術研究所のシニアコーディネーターで、楽天のR&D部門で研究される技術とビジネスを繋げる橋渡しの役目を担っている。

「『HITOKE』と『WallSHOP』の2つのコンセプトを展示します。
『HITOKE』はネットあるいはリアルの賑わいを可視化する技術で、『WallSHOP』はデジタルサイネージを使いネットとリアルのやり取りを体験できるというものです。
来場者のイメージを超えたデモをご用意しています。裏付けとなる色々な技術もありますので、そういったところもお時間をいただいてご説明したいと思っています。まるで手品、そんな未来を感じてもらいたいです。」と意気込みを語る。

産業技術総合研究所 情報・人間工学領域の粋を集めた展示

産業技術総合研究所は今回、情報・人間工学領域の重点戦略である(1)サイバー・フィジカル・システム、(2)人間計測評価、(3)人工知能、(4)ロボット技術と全ての研究成果を展示する。情報・人間工学領域 領域長を務める関口氏は、「今はITに関する技術を用いたとにかく多くのビジネスのチャンスが生まれてきていると思います。その可能性というのは、現場にいらっしゃる方の方がよくご存知かと思います。
その発想を組み合わせることによって、どういう新しいサービスが出てくるのか、といったところがこのような大きな展示会の非常に面白いところなんだろうなと思います。
CEATECの会場でこっちの展示に行って、次の展示を見て、自分の中で色々とコーディネートし、デザインを考えることで、新しい発想が出てくるんだろうと思います。そういうところで、我々産総研も、色々と貢献できればいいなと思っています。

会場には若い世代の方もいらっしゃると思います。我々の展示にもロボットとかドライビングシミュレーターがありますが、未来の世界/未来の社会の入口がCEATEC会場にはあるので、子供たちには、ぜひそういうことを感じて、みんなが大人になった時に、俺だったらこうする、といった新しいアイデアを持てるようになってほしいと思います。」
と述べた。

NEXTストリートにはこの他にも、内閣府(戦略的イノベーション創造プログラム(SIP))やCEATEC JAPAN初出展となる近畿日本ツーリスト株式会社らが出展協力しており、必ずチェックしておきたいブースの一つである。

なお、取材に答えていただいた楽天株式会社/楽天技術研究所 三條氏と国立研究開発法人 産業技術総合研究所 関口氏のロングインタビューは一般社団法人電子情報技術産業協会サイトで公開中である。併せてチェックしていただきたい。

楽天株式会社・楽天技術研究所 展示責任者 三條 正裕氏

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 領域長 関口智嗣氏

ブース番号
ホール4 4N63
関連リンク
出展者情報はこちら

NEXTストリート 紹介サイト:http://www.jeita.or.jp/cps/ceatec/

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