米国メディアパネル・イノベーションアワード デジタルイメージング部門を受賞
暗闇の中でもカラー撮影できる赤外線暗視カメラが、米国のジャーナリストたちの心を捉えた。このカメラは、シャープが産業技術総合研究所と共同で開発。これまでRGBに分離された光を3個の撮像素子で撮影し合成しなければならなかったが、1個の撮像素子を用いて撮影する、単板方式の赤外線カラー暗視撮影用の撮像素子を開発することに成功。赤外線撮影法と画像処理法により、高精細で滑らかな動画撮影を可能にした。単板方式のためカメラの小型化も実現。
ブースでは、黒い布で遮光された暗室を模した中で従来の暗視カメラと試作機の暗視カラーカメラを置いて映した動画を暗室外のディスプレイに表示し、色の違いを紹介している。用途としては、監視カメラなどのセキュリティ、夜間の動物観察、夜中に病室で寝ている患者の様子をモニターするなど、さまざまな分野での展開を考えている。今年中に監視カメラとして実用化の見通し。
シャープ株式会社
ブース番号 | 1L02 |
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関連リンク
- シャープ株式会社
- http://www.sharp.co.jp
- シャープ株式会社 「米国メディアパネル・イノベーションアワード」において「暗視カラーカメラ」がDigital imaging 分野部門賞を受賞
- http://www.sharp.co.jp/corporate/awards/1410_3/