宇宙技術の実例をアピール
CEATEC JAPAN 2014の開催初日となる10月7日、種子島宇宙センターから気象衛星「ひまわり8号」がH-IIAロケット25号機で打ち上げられ、所定の軌道に投入された。
気象庁の「ひまわり8号」は、三菱電機が通信衛星や技術試験衛星などの開発を通して磨き上げてきた標準衛星プラットフォーム「DS2000」をベースに開発・製造したもの。機能確認を経て2015年から実用に供される予定だ。
暑熱極寒に耐え軽量で強靭さが求められる、衛星用通信アンテナに使われる炭素繊維の構造材の技術を使って試作された、炭素繊維一体成型の送風ファン(黒いほう。白はアルミ)。アルミ製の4〜5分の1の重量で、3倍の回転数に耐える強度を持つ。三菱電機のブースではこのほかにも8月の広島土砂災害や9月の御嶽山噴火の観測で使われた陸域観測技術衛星「だいち2号」、日本国内での衛星測位の精度を飛躍的にアップさせる準天頂衛星「みちびき」、さらには3月にトルコの国営通信会社トルコサット社に引渡しを終えた通信衛星「トルコサット4A」などに加え、同社が強みとする光学望遠鏡(すばる望遠鏡)や電波望遠鏡アレイ(国立天文台が米欧と共同運営するALMA)の情報も紹介。
科学の最先端から日常の暮らしにまで、宇宙技術が幅広く役立っている実例をアピールしている。
三菱電機株式会社
| ブース番号 | 2L43 |
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関連リンク
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